新しい力を生み出す宮崎
2023-11-20
「アジアプロ野球チャンピオンシップ」優勝若手を中心にしたチームが宮崎から始動して
今後のプロ野球や日本代表を支える期待の選手たち
「世代」に名称をつけて固執した見方をする世の傾向には、以前から注意しなければならないと思っていた。最近では「Z世代」、かつては「ゆとり世代」、該当する世代が全てその傾向を示す訳ではないのに偏ったり穿った見方をしてしまう訳で、いわゆる「レッテル貼り」をしてイメージダウンを狙う政治的戦略のようで好きではない。昨今は特に学校において「厳しい指導」ができないことも指摘されており、学習でも進路でも部活動でも多様な変化の兆しが報告されている。それだけに若い世代が、僕らの世代までを通して納得する活躍をしてくれることには、甚だ嬉しく喜ばしい気持ちになる。昨夜の「アジアプロ野球チャンピオンシップ決勝・日本対韓国」を観ていてそんな思いを深く抱いた。
今年3月のWBCの感激には、今でも胸を熱くする。次回WBCは2026年、来年はその中間年に開催される「プレミア12」、2028年のロス五輪では「野球競技の復活」も決定している。そんな次世代の日本代表の姿を占うのが、今回の主に23歳以下を主体としたチームである。新生・井端監督が率いることになり、大会に先立って宮崎で合宿も行った。なかなか仕事の都合で観にいくことは叶わなかったが、昨日の試合を観ていると投手も野手も実に躍動する選手が目立っていて今後にも大きな期待が持てた。WBCの感激はいつも「宮崎から始まる」のが通例、野球好きな僕がこの宮崎に住むようになった運命の糸の一端は「WBC」にあるのかもしれない。試合終了まで行われたTV中継を観て、試合後には親しくなったあるプロ野球OBの方から「勝てて良かった」とメッセージをいただいた。
再び日本代表がキャンプに来るよう
そして各球団のキャンプで若手を観よう
新しい力を生み出すのが宮崎である。
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