植木が倒れたのは誰のせい?
2023-11-19
朝から強風が吹きつけた宮崎地方庭のブーゲンビリアの植木が倒れる
果たして自然の風が悪いのか?
折からの強い風は、冬の到来を感じさせた。あまりに吹き荒れていて庭のブーゲンビリアの鉢が倒れた。早朝から洗濯物を干していたので、引続くように物干し台が横に転倒した。それぞれにすぐに助け上げて事なきを得たが、強風を恨んでも何も始まらない。風のせい?地形のせい?気圧配置のせい?地球のせい?決して「何のせい」にはできない自然からの啓示である。広く考えるならば、自然の動物も草木も何ら防御する棲み家を持つわけでもなくこの強風に曝されている。都井岬の野生馬の家族は、どんな知恵を活かしてこの強風を凌いだのだろう。
「ヒト」は自分の愚かさを、何かのせいにしたがる動物だ。自然には明らかに抗えないはずだが、特に近現代は「対抗措置」を取る事で自然に対して傲慢な態度が顕になった。だがそんな精神性の頽廃の陰で、より自省せず自らの非を認めないことが世の中に蔓延してはいないだろうか。21世紀になって尚更、「悪者探し」=「人のせいにする」ことが目立つばかりか、自らが優位な位置を確保するために活用さえされている様相だ。強風に植木鉢が倒れるように、僕たちはあらゆることを思い通りにはできない。何にも護られず自然の岬に棲む「御崎馬」の姿を想像しつつ、己を小さく弱い存在だと認めて自然に感謝して生きることを忘れてはならないだろう。
「ありがたき」=「有り難き(めったにない)」
悪者探しはもうやめよう
まずは自らを支えている周囲の人々と自然に感謝をすることだ。
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