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通いの場と健康長寿ー大分1位・宮崎4位

2023-05-08
高齢者が通って健康長寿であるための場
通う率の全国ランキングは大分1位・鹿児島3位・宮崎4位
特にコロナ禍で籠り気味になっていた丸3年間を取り戻すためにも

本日より新型コロナが感染症法上で「5類」に移行する。周知のことと思うが、「法律」が改正されるだけで「感染症」そのものが「終息」したわけではないことはあらためて肝に命じておきたい。特に死亡率が高い高齢者は、ことさら用心を怠るべきではない。高齢者に限らず手洗いの習慣は徹底すべきであるし、検温などの体調管理と食事による免疫力は心がけたいところだ。この3年の間にも云われてきたことだが、「適切に怖れる」ことが大切で過剰に恐怖を覚え引き籠るのも考えものだ。家を出ないことで四肢の筋力が衰え、精神的にも不調をきたす高齢者が少なくないと聞く。ある意味で新型コロナのような流行感染症は、社会の脆弱な部分を炙り出すものだ。感染症そのものへの対応と、高齢化社会をどう生きるか?という大きな社会的課題を上手く整理して考えねばなるまい。

九州・沖縄地区のローカルニュースで、「通いの場」への参加率で「大分県が1位」というニュースを観た。次いで鹿児島県が3位、宮崎県は4位であり九州3県の取り組みが全国でも上位を占めている。「通いの場」とは厚生労働省の特設ホームページによると、「地域の住民同士が気軽に集い、一緒に活動内容を企画し、ふれあいを通して『生きがいづくり』『仲間づくり』の輪を広げる場所」とされている。このような生活環境を作るにあたり、温暖な気候や県民性などにおいて九州・沖縄地区は優位であるということなのだろうか。従来より沖縄県の長寿率が、際立って高いことは有名だ。東京から移住した僕の感触においても、宮崎の人はとても優しく柔和な方が多く馴染みやすい印象がある。昨日も母が眼鏡を何年も調整しておらず、ずり落ちやすくなっているのを見かねて街の眼鏡店を訪れてみた。すると同店で購入したわけでもないのに、大変に良心的に無料で調整を施してくれた。こうした「人と人との繋がり」という意味では、宮崎のあたたかさは抜群と言ってよい。「気軽に集い、一緒に活動内容を企画し」というような活動に、僕の母も積極的に取り組んでもらいたいという思いを新たにした。

信頼とか良心とか、人との繋がりを保てなくなった都会
今や地方にこそ昭和のままの人情味ある人との繋がりがある
新型コロナ感染症の長い暗闇からの夜明けである今こそ、あらためて高齢者の生き方を問う。


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