あのころの夢・これからの夢
2023-05-04
記念日や誕生日が続くこの時季妻とまた夢を語るための時間を
そしてかつて夢と思っていたこと
入籍の日か結婚式の日か、などと迷いつつ両方が平日である今年は連休中に妻と二人の周年祝いをすることにした。結婚パーティーをしたホテルのレストランにて、あのころの原点を思い出してみる。パーティーではイタリアン料理であったが、今年は中華料理と変化を味わってみた。一品一品を二人で分けて味わえる料理形式は、まさに夫婦生活のあり方を考えさせられた。「同じ味」をいかに違って感じつつ、共有できる幸せがあるかを見つめる。そんな時間が大変に貴重だ。さらに妻は誕生日も近いのでお店に進言すると、デザートに「生日快楽」と中国語で「お誕生日おめでとう」の意味がチョコの字で刻まれたプレートが用意された。
その後は市内でプレゼントの買い物。ちょうど欲しかったというこの時季に合うジャケットを見つけることができた。気温も上がったので喉が渇き馴染みになったカフェへ、シェフがカナダ・トロントの出身ということで外国人の客も多い店だ。壁に掲示してあるトロントの街の絵を見ながら、13年前に父と父の友人とともに訪れたトロントを思い出した。あの頃は国際的な研究者になろうかなどと息巻いていたが、いま現在はこうして地方のカフェで国際感覚が味わえるのも嬉しい。帰り際に野球のネタで店主とシェフと英語混じりで語り合えたのは楽しかった。夜はNHKの特番に民放各局から代表するアナウンサーが集結し、アナウンスの真髄を語り合う番組。僕と同世代のアナウンサーを観ると、かつて僕もアナになりたかった夢を思い出した。などと考えながら、再び設定された7月の朗読会の題材資料を読みながら連休の夜が更けたのだった。
「字幕スーパー1枚に収まるようにコメントする」
アナウンサーの極意は〈教室〉での講義の極意に通ずる
かつての小さな夢の礫をかき集めこれからの夢へと膨らませていく。
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