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自分ひとりでも歩かねばならないー寺山修司の言葉から

2023-04-29
「➖むしろ自分、ひとりでこそ。」
「人生は一回っきりだから、ほんとうに生きたい。
 明日死ぬとしたら、今日何をするか?」(寺山修司の言葉より)

今日も変わらず大学へ行って、次々に着信しているメールに返事を書き、講義の準備をして教室に行って学生たちに会う。規定通りの予定調和な1日が阻害されなけれさればれないほど、それぞれの行為の濃度が薄くなるような気がする。朝刊紙面で心を煽られる短歌に出逢えば、予定通りの「論理」のような日常生活からはみ出して「生の自分」の生命に出逢える余白が生まれるようだ。簡単に言えば、単調で変化がなく刺激のない日常など生きていたくない。短歌はきっと己の生命に共鳴するから、やめられないということなのだろう。小欄そのものは駄弁ではありながらも、魂が震えるものを書きたいと願う。

歯科医に行った。3ヶ月に1回のお決まりの定期検診。3ヶ月に何をどれほど喰ったか?その影響をどれほど排除し清潔に保つ行為をくり返しているか?歯茎に出血はなく正常に歯牙を支えているのか?口腔内のほぼあらゆることが、明らかにされる。その結果も「自分」の「生きる」ことの一部である。生涯を通して美味しく食べられるよう、こうして自らの一部を保全している。こう考えると、「美味しく食べる」ことは最上の幸福だ。そんな時間をどれだけ楽しめるか?あらゆる行為は、自分のためであり自分のためが身近な人のためになる。ああ、人と話したい。人と話すためにも、僕らはひとりでも歩かねばならない。

寺山修司没後40年
彼の刺激的で挑発的な言葉に耳を傾けている
『群れるなー寺山修司強く生きぬく言葉』(興陽館 2017)


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