家族写真と和服
2023-02-20
家族が笑顔で揃う嬉しさ和服を着た時の凛々しさ
思わずユーミン「卒業写真」など聴きながら
21度と春らしい気温となった宮崎、日々思うのは日本代表キャンプがどうなっているか?ということ。その活気と待望の春が重ね合わさって宮崎の賑わいが創出されているような気がする。この日は、妻の姪っ子が成人式を1年先に控え記念写真を前撮りするという機会に加わった。昨今の「サブスク(定額使い放題)」流行の一端であろうか?本人家族のみならず、親族が加わっても「定額」ということらしい。妻と義母とともに店に行くと大泉洋さんに似た店主が笑顔で応対してくれて、既に姪っ子らの撮影を楽しそうに行なっていた。これもカメラがフィルムからデジタル化した影響なのだろう、硬い表情で細部までこだわるというよりは明るい雰囲気での撮影が何枚も重ねられる。機器の進化は「記念写真」の性質さえも変化させているようだ。
妻の甥っ子も大学卒業を控えコロナ禍にあって正式な成人式の機会がなく、今回ともに撮影できたのは良かった。僕自身はやはりこの2年間、新年会などで和服を着る機会もなく久しぶりに袖を通した和服の着心地が良い。祖母の手縫いの和服を着ると、凛々しい気持ちに時を刻む節目を実感する機会にもなる。それにしても写真撮影という時間が、こんなに楽しいものとは思わなかった。スマホで同時撮影ももちろんOK、その雰囲気と制約のない写真スタジオを存分に楽しんだ感覚だった。夜は馴染みの和食店で宴、刺身に添えて日本酒「黒龍」を注文すると、早咲きの河津桜の枝が氷の中に挿されていた。この趣向には思わず『枕草子』の「雪月花の時、最も君を憶ふ」とある一節を思い出した。家族がそれぞれを憶ふ機会、季節の花が添えられ春本番も間近な宮崎である。
車窓には一面の菜の花畑も素晴らしく
2月もはや、下旬となる
日本代表キャンプも第1クールが終了した。
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