山頂踏破と心身の解放
2022-12-28
別府鶴見岳山頂踏破今年初めて雪を踏みしめて
湯布院温泉にて数か月の忙しさを癒す
今年は10月頃から、夫婦ともども忙しい日々が続いた。自ずと定時に夕食が取れなかったり、睡眠時間を削る結果になったり、疲れが取れない朝も多かった。僕は土日の研究学会・公開講座・イベント出演・集中講義などゆっくりできる日も少ない実情であった。年末年始の休業より一足早く夫婦で年休を取得し、この2日間は完全休養にしようと目論んだ。時間に追われず、「せねばならない」を作らず、心と身体を解放する時間が必要だと思ったのである。九州宮崎に移住して来年3月で10年となるが、温泉の名所である別府・湯布院にまだ行ったことがないことに気づいた。ならばと湯布院の宿を予約した。東九州自動車道で約3時間北上、延岡から先はなかなか行かないのだが、無料区間など思いの外、宮崎県は縦に長く抜け出るのが遠いことを実感した。別府インターを降りて向かう先は鶴見岳ロープーウェイ、往復券1人1600円を支払い別府湾を背景に見つつ山登りが始まった。
登り着いた駅からさらに山頂までは、徒歩15分から20分あると云う。しかも先週の寒波で雪に覆われている山道、どうしようかと迷ったがやはりここまで来たらと妻ともどもトレッキングシューズを履いてきたので山頂を目指した。雪道ながらほぼ道がつけてあり、足元は楽に歩を進めることができた。最近は吉田類さんの「日本百低山」をよく観るが、標高1375mの山頂を踏破した気分は最高であった。休養を目的に来たのだが、このくらいの身体への動きの刺激はむしろありがたい。大自然の一部になり人間社会の雑事を全て忘れられる感覚になった。その後、湯布院に向かいWebで評判のカレーうどん店へ。山椒のピリ辛が効いて季節野菜やチーズ餅などが入ったうどんは美味しかった。その後はチェックイン時間直後の宿へ。温泉に身を委ね、しばし俗世の時間を忘れる世界へと没入している。
心なしか顔色がさらに良くなった朝
心身は時に解放して休めてあげないと
まずは心身の大掃除になるような2日間を
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