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地球の余命を奪う国境という諍いの元

2022-11-17
「ポーランド領内にミサイル着弾」の緊張
NATO側の緊急協議もあるが冷静な対応へ
「国」という人間の利欲は永久になくならないものか?

朝から緊張の走るニュース、NATO加盟国であるポーランドの領内にミサイルが着弾し「2人死亡」が報じられた。これによってもしNATO側が「集団的自衛権」を発動し、ミサイルの出所を確かめた上で報復措置にでも出たら「欧州全面戦争」の可能性も否めない。いやNATO側となれば米国が主導することになり、「第三次世界大戦」というあってはならない事態が生じかねない緊張であったわけである。日本では正午のNHKニュースは拡大版とはなっていたものの、どこか「対岸の火事」扱いな印象が拭えなかった。日本はNATO加盟国ではないものの米国への迎合的な擦り寄りのため、NATO関連の首脳会議にも参加している同盟国であることは間違いない。今年の情勢を見てもロシアが日本にも対抗措置に動く現実があるわけで、世界的な紛争を指をくわえて見ているわけにはいかないだろう。当事者意識は十分にあるわけでもないのに、米国隷属的な情けなさが先立ち紛争の危機に何ら解決にひと役が買えない精神的貧困な存在。世界の中におけるこの国の情けなさと閉鎖的な島国根性と「平和ボケ」な感覚は、こうした際に露わになるものだ。

それにしても今年のウクライナ侵攻の起因もそうだが、「国境」というものが人間の醜い諍いを誘発する。もちろん「国境」そのものが人為的に引かれたものであるのだが。広い視点で見たときに、なぜこの地球の豊かな自然の上で共存ができないのか?と思う。人類の欲望の象徴たる「国境」という概念が、このままだと地球そのものを破壊してしまう。ただでさえ懸念されている地球温暖化は、このウクライナ紛争でさらなる悪化への向かうのは確実である。ミサイル・爆弾・地雷などが燃え上がり人を殺傷しさらに「地球の余命」を奪っていく。気候変動のみならずエネルギー問題や物価高の経済的状況、さらには地球全体の格差の問題など、資源と労力を投じて解決すべき問題は山積している。領土拡大を意図するロシアそのものの国力しかり、武器供与に明け暮れるNATO諸国も「投入する資材」そのものが「人類の無駄」ではないのか?折しも日本の「防衛力の抜本的見直し政策」の中に「国債発行」ではなく「税金で賄う」という点が明記されると云う。前述した「地球の余命」を奪う紛争の負のスパイラルに日本は、国民の税負担を増やし加担しようとしている。これが過ちを反省し平和を誓ったはずの国の政策であることに、大いなる矛盾がある。せめてアジアの島国であるだけに、過去に学び世界的な紛争への気運を鎮める役目は果たせないものか?明治以降の「欧米列強」への劣等感による追従は、未だ拭えないままである。

明らかに暗澹たる地球の将来が見えてくる
若者たちに当事者として平和に声を上げることを求めたい
「地球」を壊してしまっては人類の先祖に申し訳が立たない。


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