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久永草太さん歌壇賞を祝すー宮崎大学短歌会から栄誉の受賞

2022-11-16
宮崎大学農学部獣医学科6年生・久永草太さん
歌人としての登龍門・歌壇賞を受賞!
「短歌県みやざき」の大きな力として

「歌壇賞に久永さん(宮大獣医学科6年)短歌県期待の新星ー『盛り上がり支える』」を見出しとして、11月15日(火)付け宮崎日日新聞社会面(24面)に写真入り記事が掲載された。ご本人からは前日の発表を受けて既に連絡をもらい喜びを分かち合っていたところだったが、記事の大きさと讃え方の素晴らしい筆致にさすが「短歌県の新聞」だと喜びも倍増した。ご本人とのやりとりでとても嬉しかったのは、「みやたん(宮崎大学短歌会)に所属があるうちに受賞できてよかったです」と言ってくれたことだ。思い返せば2017年の4月、まだ黎明期で僕のゼミ生たちと細々と活動していた「みやたん」に、前年の「牧水短歌甲子園」準優勝のメンバーである久永さんが入学直後に門を叩いてくれた。ちょうどゼミ生たちとは、久永さんが闘った「牧水短歌甲子園」準決勝・決勝は観戦に赴き、準優勝ゆえの彼の口惜しそうな表情が僕の瞳には焼き付いて離れなかった。入会後に彼の存在はゼミ生たちの短歌熱をさらに増幅させ、次第に会誌の作成や大学祭での企画へと発展し「みやたん」の活動が大きく活性化した。彼のみならず高校時代の文芸部同級生が「みやたん」に入会するという効果も相まって、一気に活動期を迎えることになる。

短歌は広く多くの人々と交流することで磨かれるものだが、久永さんの行動力による「みやたん」の展開は凄まじい勢いがあった。「牧水短歌甲子園」のメンバーとの交友を活かして「九州大学短歌会」との合同歌会なども開催し、「宮大九大連合チーム」で「全国大学短歌バトル」へ初出場も果たした。(その後、単独「宮大チーム」で1度出場)また大学短歌会合同合宿で交友を広げ、他大学短歌会との会誌の交流も活性化した。僕も個人的に日常の歌会で久永さんの歌や評に学ぶ点も多く、毎回必ず顧問も歌会に詠草を出すというスタイルを貫くことができたことも大きい。特に思い出に残るのは「牧水短歌甲子園」の大人版「マスターズ短歌甲子園」(日向市主催)に出場した際のことだ。朝方になって3人1組のうち久永さん以外のメンバーが急な発熱などで出場できなくなった。僕は顧問として会場へ観戦に向かっている最中にこの連絡を受けた。彼は「独りでも闘う」という意志を表したが、それはあまりにも非情なことと考えに考え抜いた。そして「代役」ができるのは、会員の歌を知っている僕しかいないと車中で決意し選手として出場するつもりで会場に乗り込んだ。その後、急ぎ足で控え室で久永さんと作戦会議を行い、自チームの歌の売り込みや相手チームの歌の攻め方などを集中して話し合った。その際にも感じたのは、久永さんの歌は褒め甲斐があり深みがあるということ。試合では1名欠員の2人で闘いながらも決勝に進出することができたが、残念ながら決勝では敗れる結果となり、久永さんが高校時代に感じた口惜しさを僕自身が実感する結果となった。それにしても僕が「短歌甲子園」の批評合戦に参加できたのは、久永さんの不屈の情熱のお陰だ。翌年になってメンバーを補強し「マスターズ短歌甲子園」でようやく「優勝」の栄誉を勝ち取ることができた。こんな「みやたん」での人と人をつなぐ思いやりと配慮を忘れない久永さんが、来年3月で卒会となる。次年度からは獣医となり「短歌県みやざき」をさらに盛り上げてくれることだろう。獣医としての就職先が県内になった際も真っ先に僕に連絡をくれ、「卒業後も一緒に短歌ができます!」と言ってくれたのが、何より顧問として、一短歌仲間として嬉しい限りであった。

人生にも短歌にも受賞にも「波があります」と
獣医学科学生として6年間の在籍期間であったのも大きい
宮崎大学短歌会の顧問であることの深い幸せを実感する受賞であった。


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