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スマホという魔物使用のモード変換

2022-08-11
スマホにより随時入ってくる情報
デスクにはスマホを置かない方がよいという考え方も
気軽に交流できる安心は保ちつつ

スマホの機能として「今週の画面を見た時間」が、前週と比較して増減したかを知らせるものがある。週末などに表示されてもあまり気にしていなかったが、「画面を見る時間」の管理は重要だと思い直している。スマホがあまりにも機能を持ち過ぎたために、仕事のデスクにも不可欠になっている。例えば「総合辞書データベース」(ジャパンナレッジ)のパーソナル会員に年会費を支払い登録しているのだが、研究上も検索をくり返すのは必至である。最近は講義用タブレットに検索画面を表示するようにして、研究室では専用端末的に使用するようになった。タブレットの方は「講義用」ゆえに余計な「通知」が表示されないように、「おやすみモード」に常に設定している。それに比してスマホは「即時性」が長所であろうから、必要と思われる「通知」が常に表示されるようにしている。地震などや緊急時のニュースなど、身の安全を守るためにも必要な部分はある。だがどうしても時差のあるMLBの試合結果や大谷翔平の成果だとか、調べられるものに手が出てしまうことも少なくない。

LINEを始めとするSNSの機能が、一番見る機会が多いだろう。日常でも妻や母との気軽な会話が可能であり、気になる記事の共有もできる。妻とはお互いにどんな気分で仕事をしているか心の交流にも役立ち、ある意味でストレスの解消にもなる。母なども何事もなく過ごしているか?など僕の想像上の不安(この時季だと、外出時に豪雨に打たれていないか等)を解消してくれるので、むしろLINEの定期便をくれるのはありがたい。友人らともFacebookを通じて、即時性のあるコメントができることが有意義に感じることもある。先輩の研究者などは、Facebook上のコメント欄で交流した即詠の和歌を集成して歌集まで出版してしまった人もいる。求められているのは、明らかな「モード切り換え」ということだろう。映画館や劇場では当然ながらスマホを見るのは禁止であるが、あの2時間程度は館内に流れる地震速報に身を委ねスマホの情報からは必然的に解放される。そんな「モード」を自ら作り出すことが、日常でも求められる。そういえば、小欄を書いた後の朝の散歩の際に、犬を連れながらもスマホ画面から目を逸らさずにいる中学生と出会う。以前、小学生だった頃はスマホを持たせてもらえなかったのであろう。僕などにも挨拶を交わし犬と心を交わして歩いている風であった。心なしか最近は、連れている犬の顔が寂しそうなのである。いついかなる時でもスマホを持てるようになった現代における「ヒト」、新たな「病い」に罹患しているのではないか?などと社会全体を憂いつつ、自らの「モード変換」に心を致す。

「スマホ視聴時間」を決める
より夢中になれる研究をする
外からの情報も閉ざさずに安眠の時間を確保する極意を開発すべきだ。


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