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小さな出逢いをくり返すこと

2022-05-24
研究学会での小さな契機
親しい先生を通じた新たな出逢い
そして諸々の親友たちからのお誘いも

3年ぶりの対面開催の学会について、週末から所感を諸々と書き連ねている。大括りにしかも大胆に一言でいうならば、大切なのは「雑談」だとあらためて気がつく機会でもああった。些細な雑談が、自分でも意識しない新たな契機をもたらしてくれるからだ。今回の学会で総会議長に推薦いただいたのも、事務局担当の先生との過去からの懇親会での雑談が契機である。かの先生の著書などは担当科目のテキストでも使用しており、何かとお世話になっている感がある。また「懇親会での雑談」が過去に弾んだ契機としては、やはり酒の力が大きいのも事実だ。ゆえに懇親会は大変に重要なのだと思う。また今までなかなか機会がなく、お話できなかった先生たちもいる。この2年間のオンライン開催中に自らがパネリストをした内容について、お話を伺いたかった先生との新たな契機もできた。するとその先にはFacebookを介して大変に親しい大学の先輩の先生がいて、その先生方の投稿に僕の名前が匿名で書き込まれていた。ともかく対面学会に行ったならば、必ず何か新たな契機を掴んで帰るべきと思う。

さらに東京に行くと、研究以外でも親友たちと逢いたくなる衝動に駆られる。こちらもなかなかこの2年間は思い通りに逢えなかったこともあって、あれこれと思う浮かぶ顔がある。今回も先方からお誘いいただいたが、学会関係の都合でお断りせざるを得なかった親友もいる。さらには長年にわたる馴染みのお店や、10代からの付き合い長き親友と貴重な時間を持ちたくなるものだ。頻繁に東京へ往来していた際は、こうした親友と逢えることが「普通」のことと思っていた。しかし2年間の感染拡大による隔絶期間は、親友こそ宝であるという思いを強くさせてくれた。そして親友との時間も、その都度その都度を貴重なものと大切にすべきであろう。隔絶があってこそあらためて、僕らは人と人が繋がることで生きることができていると悟るのである。今秋の中古文学会は地方開催で「山口大学」であると総会で承認された。西日本での文学研究者の仲間を拡げることと、他の地方大学を知る意味でも、再び貴重な小さな出逢いがあることを期待して既に手帳に予定を書き込んだ。

人と人とが繋がり研究に向き合う
親友たちのそれぞれの生き方に接し自らを鏡に映す
「対面」の意味は、むしろ研究発表以外にあるということが明らかになってきた。


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