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「ゴールデンウィークが終わっちゃいました」ーその由来とは?

2022-05-10
いつから「ゴールデンウィーク」となったのか?
4月新学期からの歩調を整えられるように
盆と正月に続き人々が移動・活動する時節として

「黄金週間」=「ゴールデンウィーク」、「GW」の表記もたぶん「グループワーク」と間違えることなく社会にほぼ定着している。ところでこの「ゴールデンウィーク」という呼び名はいつ頃からあるのだろう?と疑問に思って調べてみた。1951年(昭和26)に上映された映画「自由学校」が盆や正月の興行よりもヒットしたことから、当時の大映専務・松山英夫という人の造語による和製英語であると知った。既にラジオでは「ゴールデンタイム」という用語があり、これに倣って「週間」に適用したというわけである。従来は祝日が「飛び石」になるのが常であったが、1985年(昭和60)の祝日法の改正によって5月4日も祝日となり「飛び石連休」とも言われなくなってきた。今年は「3年ぶりに行動制限のないGW」と報道では喧伝され、全国の観光地の人出も昨年比で3倍ほどになる所も多かったようである。しかしコロナ禍前に比べると、未だ5割から7割程度の人出であるという報道も見た。少しずつ「日常」は取り戻されているが、連休明けにあたり新規感染者数の増加も懸念されるところではある。

1ヶ月前に廊下ですれ違った同僚に「新学期が始まっちゃいました」と笑いあったが、昨日は「GWが終わっちゃいました」と声を掛けた。中高教員時代から感じていたが、子どもたちのみならず教員というのは「学校がある・ない」に大変に敏感である。「始まっちゃった」「終わっちゃった」という物言いは、僕の教員時代からの通例になっている。誰しもが好きなことをやって過ごせる「連休」はありがたく思うものだが、やはり身体が「休日」に一時的に順応してしまい「連休明け」はいささか辛い思いをするのは世の常である。それにしてもGW中にも講義があった担当科目は、既に5回目の講義を迎える。15回の三分の一が消化されたわけで、今月を終えるとほぼ半分を消化する計算になる。特にまさに「飛び石」だった月曜日・金曜日の講義は展開が早い。物事は1回ごとの積み重ねであるが、7月の海の日まで土日以外は休日のない日々がやって来た。それにしてもくり返すが、日本では「GW」などを話題にできるほど「平和」な日々が保たれている。あらためて「今日」のありがたさを実感しつつ、「GW」で得られた栄養を次に向けよう。

帰省した学生もチラホラ報告もあり
そしてまた今後の感染状況にどう向き合って行こうか
春季学会なども対面での開催が予定されている今月である。


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