ようやく研究モードへ
2021-08-31
夏期休暇はいつからだろう?成績評価・入試相談会・講演・講習・トークショー
さあ!原稿を書こう!
大学の定期試験が終わったのが8月6日、一般の人々からは「夏休みでいいいですね」といった趣旨のお言葉をいただく。試験が終われば学生は「休み」に入るが、教員はそこからが成績評価のためにレポートを読んだり、試験の採点をすることになる。専攻科目の講義だと概ね30名以内であるが、全学部対象の基礎教育科目は概ね150名の受講者がいる。レポートを読むのも決して容易ではない。せめて自分で読んでいて興味深いテーマを出題し、受講者の創作短歌を味わいながらの時間として何とかお盆を挟んで評価を終えることになる。前期・後期の配分からすると前期に担当科目が偏っているため、僕の採点評価の山場はまさに8月なのである。その上、役職上ではオープンキャンパス・進学相談会などの担当もあった。今年は感染拡大で前者はやむなく中止、Webでの相談会では高校生らの進学相談を受けた1日もあった。後半は講演と免許状更新講習に先日のトークショー、それぞれに事前の準備を考えるとかなりの労力である。そうこうしているうちに8月も尽日を迎えた。
中高教員をやっている頃から「夏休みでいいいですね」という街の人の声に、やや反感を持っていた。部活動指導や全国大会部活動の応援、さらには進学講習などほとんど学校に行かない日はなかったからだ。それでも若い頃は、それで楽しいままに仕事をしていた。次第に二足の草鞋で大学院に在籍するようになってからは、前述した中高の仕事に加えて8月末〆切の論文執筆が仕事に加わった。これはかなりハードで、8月末になると宿題が終わらない小・中学生のように徹夜なみの日々が続いたと記憶する。それを街の人が「休みでいいですね」と揶揄するように言う口調には、耐え難いものがあった。(特に僕に向かって必ず皮肉のように言う商店街のある店主がいた)それでも僕自身も当時は「大学教員になれば夏休みに存分に研究ができるだろう」という夢を抱いていた。しかし、現実は前述したような状況で夏休みのほぼ半分が費えてしまう。かつてより煩雑な実務や業務が多くなっていると指摘される大学教員であるが、相対的にみて予算面も時間面でも日本の研究は大丈夫なのかと思うことがある。北欧などの教育先進国では、小中高をはじめとして教員に時間的精神的余裕があることは、よく指摘されることだ。授業・講義ひとつでも簡単にできるものではない。研究を深めてこそ、児童生徒学生に寄与する授業ができるのである。過去を省みれば、本当に「休みでいいですね」をそのままに享受した「教員」がいるのだろう。かつての勤務校にも、休み中海外旅行に行って9月はその土産話が「授業」という教員がいたことが思い出される。日本の研究・教育を世界で誇るものにする道は遠い。
さあ!自分の研究へ!
せめて9月を邁進しよう
3年生の学生は教育実習も始まった、決して「休み」ではないのだ。
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類縁・宿縁・酒の縁
2021-08-30
「類縁」=「親族・一族」「つながり・ゆかり」「宿縁」=「仏語・前世からの因縁。運命。宿因」
人に支えられ 酒から希望をいただく
今回の「吉田類さんトークショー」への出演にあたり、まさに「類縁」という言葉が心に浮かんでいる。冒頭に記したように辞書的には「血脈」上のつながりをいう言葉だが、そこから派生して運命的な出逢いの友など、どれだけ多くの人々に自分の人生が支えられているかを実感した。出演情報をSNSに掲載すれば「いいね」を押してくれる友だち、また情報をさらに拡げてくれる仲間、その結果、今までは繋がっていなかった大学の旧友までもメッセージをくれたりした。それぞれの友人との出逢いは様々であるが、まさに「酒縁」であるのも間違いない。大学時代に見境もなく飲み尽くした友ら、若さに任せての飲み方は時に暴走したが、それだけに自らの格好悪い面も全てを曝け出せた仲間である。また、何より吉田類さんとの最初の縁となった東京神保町・Bon Vivantのカウンター仲間らの反響は当然ながら大きかった。店主のSNSには、2013年に類さんがお店を訪れた際の「思い出」が偶然にも掲載され、その年とはまさに僕が宮崎に赴任した年でもある。これはまさに「宿縁」と呼べるような「見えない糸」で繋がっているかのようであった。
あらためて「宮崎に行きたくなった!」というメッセージをくれる友も多かった。この8年半で「本当に」宮崎を訪れてくれた友も少なくない。「本当に」と記したのは、宮崎赴任が決まった時、「宮崎に行くよ」と言ってくれた人は多いのだが、「有言実行」率は概ね3割ぐらいであろうか。それでも前述した旧友から、酒場の友まで、多くの人が訪れてくれたのはありがたいことだ。今回の”類縁”によって、あらためて宮崎に心を向けてくれた友がかなりいる。中には「宮崎で同期会」と言ってくれる者もいて、友だちのありがたさを噛み締めた。またこれまでに「宮崎を訪れてくれた人」の中には親戚筋も多く、SNSでグループになっている「いとこ会」での反響も大きかった。トークショーでも発言したのだが、母方の親戚筋は新潟でお酒好きの類縁者が多い。そんな「いとこ会」も、昨年から中断を余儀なくされている。毎年、この夏の終わり頃になると祖父が宮大工として建てた神社がある新潟の山あいの温泉で酒を呑み尽くす会を催していた。友も類縁者も待たれるは「アフターコロナ」である。再び酒を呑み、大声で笑える日を今はじっくりと「待ちたい」ものである。
「(吉田)類は友を呼ぶ」
人と人とをつなぐはお酒
この文化を僕たちは簡単には手離せないのだ。
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だれやみ文化大学・吉田類トークショー・国文祭芸文祭みやざき
2021-08-29
「酒縁社会」「酒場は学校」
「知らぬ地で今宵は俺も吉田類」
(吉田類さんご著書などから)
吉田類さんトークショー出演の当日、朝から宮崎はこれ以上ないほどの青空が広がった。人間社会は感染拡大に頭を痛めているが、自然は全開で爽快な顔を見せてくれる。「蔓延防止」によって酒類提供ができない宮崎市において、せめて最高の宮崎らしき空が類さんを迎えてくれた。控え室にご挨拶に伺うと丁重に「はじめまして」と言っていただいたが、「実は11年前・・・」と昨日の小欄に記した「出逢い」のことをお知らせした。この「再会」そのものがこの日のトークショーのテーマである。トークでも進行の伊藤一彦さんがそのような流れに話を差し向け、神保町 Bon Vivant を紹介することもできた。「お酒」の意義というのは「人をつなぐ」こと、類さんのご著書の言葉ならば「酒縁社会」ということだろう。よき酒によき人が集う、そこには各自の人生が淀んでいる。偶然の出逢いで個々の状況は違っても、酒を発酵させる際の「上澄み」がある意味で貴重なように、酒場で語ることで個々の精神がバランスを回復する。酒は外に淀みを発散させるとともに、自分の内面を見つめる(内観する)ことができる。これまで苦しい時ほど、そのような「酒縁」に助けられてきた僕の実感である。
「国文祭芸文祭みやざき」の企画であるゆえ、宮崎の魅力を語ることも大切。宮崎に来た頃、運転していた僕が横断歩道で停止して小学生を渡らせると、渡りきって振り向いて声を出して「ありがとうございました」という姿への感動。どんな場でも酒場でも人々は穏やかで心優しい、「和む」「融け合う」といった県民性をこの8年半でひしひしと感じてきた。食文化では、地鶏や肉類はもとより、海産物の美味しさに注目して発言した。特に日南での「かつお」「しび」の刺身の美味さは格別である。これも「酒縁」であるが、自宅近所に海産物を商う親友ができたことで、その豊かさ奥行きを知ったのである。「太刀魚」「伊勢海老」といった今まではあまり馴染みのなかった海産物の美味しさ、もちろん焼酎との適合も存分に味わった。伊藤さん曰く「『伊勢海老』という名前を変えられないものか?『青島海老』とか!」現にご本家『伊勢』に供給しているとも言われている。俵万智さんからは、野菜の素晴らしさが語られた。新鮮で安い野菜が身近に買えることはこの上ない幸せである。また吉田類さんの「1万円拾ったら」トークは爆笑だった。「四国四県」で「貯金する」「商売に使う」など各県民性があるらしいが、高知県は「もう1万円足して酒を呑む」ということらしい。さて宮崎県民は?とも思うが、僕は牧水の著名な「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」の「染まずただよふ」というあたりに、宮崎県民の魅力があるという発言をした。空と海が「融け合う」ような、そしてあくまで純白の「白鳥」、強引だったり虚飾のない純朴と融合こそ宮崎が誇れる魅力である。トークしてこそ、宮崎の魅力があらためて深く自覚された。
類さんのお人柄
そして短詩系がつなぐ力
吉田類・伊藤一彦・俵万智に座を連ねられた幸福。
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縁が織りなす夢と希望ー吉田類さんトークショー本日!
2021-08-28
10年前の自分酒場(Bar)のカウンターで描く希望
人と人との縁が織り重なって
「国文祭芸文祭みやざき2020」のイベントにて、「酒場放浪記」で著名な吉田類さんトークショーに出演することになった。座を連ねるのは伊藤一彦先生と俵万智さん。当初は日南市で行われるはずのイベントであり、第1部トークショー・第2部交流会・翌日に飫肥散策、という豪華なプログラム内容であった。しかし、今月になっての急速な感染拡大で内容の変更が余儀なくされた。僕は当初、第二部で現地の食と酒を味わいながらの交流への出演を依頼されていたが、現状で「飲食」などまず不可能な状況となりトークショーのみに集約、計4名でのトークをYouTube配信し日南市にも行かず宮崎市内に会場が設定されるという計画になった。まずはこの変更の中でも、僕の出演機会が維持されたことにこの上ない感謝の意を述べておきたい。これも宮崎での伊藤先生・俵万智さんという日本の短歌を代表するお二人と交流させていただいているご縁の賜物である。あらためて短歌に向き合うには、これ以上ない環境に僕が置かれていることを自覚する。まことに、人の縁とは歌の縁である。
さて、吉田類さんとも以前からご縁がある。小欄にも記録があるのだが、2010年6月5日(土)に東京は神保町の東京堂書店で開催された有田芳生さんと吉田類さんとのトークショーを観覧に行き、その後の二次会にありがたくも参加させてもらったのである。既に当時は僕自身も常連客となっていた神保町・Bon Vivantという類さんも馴染みのBarで、ともにグラスを傾けたのである。細やかな気配りと常に楽しい話題を展開する類さんのお人柄にも触れ、一介の高校国語教師だった僕は大きな夢と希望を抱いた記憶がある。俳句や絵画など自らの芸術的な面を活かし、「酒場という聖地」を縦横無尽に歩き、その魅力を引き出す類さんの存在にすっかり魅了された貴重な一夜だったのだ。あれから11年、類さんと交流した3年後に宮崎に赴任した。その後も上京するたびに、神保町Bon Vivantには必ず顔を出し続けていたが、コロナ禍となって止むを得ず中断している。そんな中で類さんが宮崎にいらして、トークショーに僕が参加できる光栄をなんと言葉にしたらよいのだろう。今日もまた、僕にとって記念日のような一日になるだろう。
国文祭芸文祭みやざき2020「だれやみ文化大学」
「吉田類トークショー」28日14:30〜16:30
YouTube配信(1週間ほどは閲覧可能)
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脅しでは豊かさは生まれないー教員免許状更新講習を考える
2021-08-27
「・・・しないとあなたは資格を失う」「・・・しないとあなたは社会に公表される」
子どもの世界を見れば明らか、脅しでは豊かさは生まれない
教員免許状更新講習を今年も担当した。非常勤講師時代からになるのでもうかれこれ10年以上、年によっては2講座などを毎夏担当してきた。担当者となれば自らの免許状は更新されると聞いているが、特に手続きなどもしていない。「免許状」そのものが大切というよりは、大学教員になってからも附属小中学校で数年に1回は研究授業をさせてもらっている。もとより、豊かな授業を創るための文学研究をしている自負がある。今年の講座も「音読表現と短歌づくりワークショップ」当初は感染拡大の影響で開講できるかどうかという検討もなされたが、オンライン併用ということになり、受講者も少人数であったが開講に漕ぎ着けた。オンライン1名の参加者へ教室の影像・音声を届けるのは、機材や設備の関係からかなり苦労した。しかしオンラインでも前向きに参加してくれる受講者のために、またその受講者が教室で教える児童生徒のために、めげずにオンライン通信の改善を模索して、教室7名の参加者と豊かな短歌の講習をすることができた。「短歌県みやざき」の短歌学習を豊かにするには、こうした機会が不可欠である。まずは個々の先生方に短歌を好きになってもらう必要がある。それは実に豊かな時間である。
全国の大学でも同様に、教員免許状更新講習を担当している大学教員やそれを支える多くの職員の方々が奮闘しているはずだ。だがなぜか?この時季に「中身が十分に伴わず」などというコメントを伴い制度の廃止が公表された。2023年度からはこの制度は廃止され、研修などへ移行するということらしい。制度が施行された頃は「教育改革の目玉」だなどと喧伝され、「教師の質」を問題視し「免許状失効」を脅し文句に強引に進められた印象しかない。生年月日ごとに更新年が来るので、僕が中高教員だった勤務校では最初の2年間に「年限」が来てしまう先生などは戦々恐々として講習先を探していた記憶がある。さらには、勤務校の管理職が「失効年限が近い先生」に講習の受講を無理強いするような発言もあったように記憶する。免許状更新講習は当初、学校の管理職であれば受講する必要がなく当事者意識もなく、次年度の教員配置に困らないようにと自らの利のみで非常勤の先生などにも脅すような物言いがまかり通っていた。この状況に接した制度導入当初から、「脅しは現場で脅ししか生まない」ものだと思って来た。制度そののが「失効」という「死活問題の恐怖」を掲げたものであったゆえ、「教師の質」を豊かにするものとはなり得ない。だがしかし、やるからには受講者が即座に2学期から授業を豊かにできる内容を目指して、夏季休暇で研究に勤しむべき1日・2日を更新講習に費やし、工夫ある実践的な講習を展開してきた。報道され切り取られた一部の文言であるにしても「中身が十分に伴わず」などと言われる筋合いはまったくない。真に「教師の質」を上げるにはどうしたらよいか?僕らは確実にその手段を知っているのだ。「脅し」という方法は、子ども社会の未成熟で愚劣な行為でしかない。「病床を拡大しない病院は・・・」というのも、まったく同様な手口にしか見えない。医療現場で奮闘する人々を逆撫でして、何が感染対策なのであろうか。
僕らは宮崎の教育を豊かにする
短歌を通じて社会を真摯に見つめる
昨日の受講者の先生方が短歌の魅力を子どもたちに伝えることに期待しつつ。
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鳴り響く音たち・テーマ詠「楽器」ー宮崎大学短歌会8月例会②
2021-08-26
テーマ詠「楽器」演奏されている場面・そうでない場面
生きることを豊かにする楽器との付き合い
宮崎大学短歌会8月2回目の歌会をオンラインにて開催。テーマ詠「楽器」に9首が出詠された。テーマ詠は5月以来であるが、「楽器」というものがいかに身近で様々な存在感があるものだと並んだ歌を見て再認識する。演奏されている場面を詠んだ歌よりも、それ以外の場面を切り取ったものが多かったのも特徴であった。当該の楽器を落とした時、部屋の飾りとなった代物、気のない音だけの乱打、出せない音、調律されていない音、演奏者なき応援スタンド、等々が演奏時ではない楽器として詠まれたわけである。本来の目的以外で使用される楽器には、大きな破壊力がある場合もあれば、大変に無力感を覚える場合もある。短歌の韻律に抒情性があるのなら、楽器の音にも大いに語り出す力があるものだ。出詠された歌たちを詠んでいて、あらためて楽器に日常で親しむ機会を持つべきという思いも新たにした。
打楽器の持つ衝撃音は、身体の芯に訴えるものがある。僕の体験で言うならば、幼稚園の際のトライアングルとかカスタネットのリズム感はその後の大切な感覚に育つものである。小学校後半の3年間は音楽を専門とする担任の先生であったので、よくタンバリンを手にして僕ら児童を注目させていた。大人になって仲間とのバンドでパーカッションを担ったのも、こうした経験に由来するようにも思う。何せ幼稚園の際に一人しか担えない「大太鼓」に抜擢されて、見事に本番で打つべきところを忘れてしまったことがある。先生が舞台の下から人差し指で「打つ動作」を僕に向けてすると、その先生の動作通りに人差し指で打つ動作のみをして会場の保護者の方々に大きな笑いが起こったことが記憶にある。打楽器というのは、簡単なようで影響力があまりにも大きな楽器である。最後に短歌は「韻律」によって内容の訴える力が違うのであれば、楽曲も楽器が語るリズム・旋律と歌詞との関係性が大変に気になる。現在、気に入っている楽曲を考えるに、そのアレンジが歌唱の後に同じ旋律をキーボードが追いかけると暗に「言葉」そのものが復唱されるように聴こえる。音と言葉の関係は、実に奥深いものがある。
巣篭もりで楽器を学ぶ人々も多いと聞く
街に弦の響きがある豊かな感覚
「楽器」という豊かな文化を身近に!
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決めつける利と自分が見え透いた時
2021-08-25
思い込んで上がる運気?親の言動に自分自身が見え透いた時
愛情による心配があるからこそ・・・
作家の辻仁成さんがTwitterに次のような書き込みをしていた。「ぼくは朝から昼までの間に小さくてもいいから何かいいことが起きたら、それを掴まえて離さず今日をいい日と決めつけて乗り越えていくようにしています。今日はいい日だ、と決めつけてください。気分が上がれば運気もつられて上がります。思い込み、大事だね。」辻さんはフランスで生活をしているが、息子さんが一緒の時もあるが基本的には一人となって、「自分が自分のために何かを作らないとならなくなった時に作るごはんのことを、ぼくは、一人で生きる飯、と呼んでいます。」との投稿もある。先日は、その料理の腕を特集する番組もTVで観た。料理は身近に手軽に大いなる達成感を得るために最適な行為、そうした意味ではぼく自身も料理のレパートリーを広げようかと考えさせられる契機となった。ともかくも、「決めつけ・思い込み」が「運気を上げる」ものだという捉え方は、作家らしい夢のある考えだと納得できる面も少なくない。
「決めつけ・思い込み」をしたら研究者としてはやっていけない。大学学部に入学した時、様々な物事を「決めつけている自分」に気づいた。高校時代に担任教師に「頭が固い」と言われたことがあるが、「信念を貫いて何が悪い」と反発していた。だが大学に入って様々な先生や人々と出逢って、ようやく頭を柔軟にすべきという意味がわかった。読書を重ねるうちに、様々な生き方や体験があることを知り、可能性を自分で摘んではいけないことを知った。しかし、学部卒業後に教師となってからも、あらゆる仕事に没入するあまり再び「決めつけ・思い込み」から脱することはできていなかった。10年後にそんな自分に気づいてしまい、教員をしながら大学院の門を叩いた。年下の研究室のメンバーから自分の発表について「(教員のせいか)決めつけたことを上から教え込むかのようだ」という指摘を受けてハッと気づかされた。「決めつけ・思い込み」のある自分から脱するために、研究に向き合ったのだと悟った。それから25年ほどの月日が経過した。親の考え方などに接する際に、「決めつけ・思い込み」があると、過去の自分が見え透いて敏感に反応して怒ってしまう自分がいる。しばらくするとそんな自分を後悔しつつ、親への愛情ゆえにそのような反応になったのだと自分に言い聞かせているのであるが。
妻も同様に母への愛情ゆえに怒ることが多いと
辻さんのように思い込んで開運しようとする姿勢も必要だが、
直面する新型コロナは「決めつけ」こそ大敵であると、僕らに警鐘を鳴らしている。
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県内公立図書館の夢を語ろう
2021-08-24
県立図書館主催の専門研修創発読書活動による対話を
研修そのものを対話的な活動で
本来は県立図書館に一堂に会して実施する予定でああったが、オンラインでの開催を余儀なくされた研修で講師を務めた。県内の公立図書館における司書や職員の方々が参加し、「読書活動」を据えた図書館づくりを考える研修会である。今の時代、図書館は蔵書・資料を揃えて利用者を受け身で待っていることは過去のものとなった。地域に根ざした活動を図書館に仕込み、その活動に参加する地域の人々が互いに出逢い、蔵書・資料を活用して新たな発見や創造をしていく場と認識した方がよい。まさに図書館は「創発」の場である。「創発」とは「要素間の局所的な作用が全体に影響を与え、その全体が個々の要素に影響を与えることによって、新たな秩序が形成される現象。」(『デジタル大辞泉』より)と辞書にある。元来は『岩波生物学辞典』に「創発的進化」が項目にあるように生物学などで使用されていた語のようである。物質や細胞の化学的・物理的変化による「新たな秩序の形成」と考えればよい。人間の思考もまだまだ「創発」する必要があるということだ。
さて、研修はまずある県内公立図書館の「読書活動実践報告」で始まった。「古い・暗い・汚い」図書館から「重厚・貴重・綺麗」な図書館への転換を目指し書架等を整備し、また地域の人々とつながりながら、自らの弱点を補強して人々が出逢える図書館づくりを目指していた。各公立図書館は施設や予算には限界がありながら、地域の人々の力を集めるということが肝心と思う。その後、僕から「読書活動の意義」について話した。「読書は体験である」という基本的な姿勢を元に、「人生を増やす」「自分を見つめ直す」など、読書活動の基本的な考え方になる内容をお伝えした。午後は宮崎大学附属図書館の学生創発活動実践についての報告を元に、「うちの図書館の夢」についてオンライン班別対話を実施した。「コロナだからこそできたこと」を自己紹介に盛り込み、結論を求めず自由奔放に質より量で他のアイディアとつながる自由な対話をすることができた。これも実情ではオンラインであるからこその効用、よって今後は県内でもオンラインでつながる企画などを展開すべきという「体験」にもなった。総じて、参加者は自らが夢を語るという体験を通して、あらためて各地域で「人々に夢を与える図書館づくり」をお土産にしたようである。
一方的でなく語り合う研修形式
「短歌県の図書館」という点も強くアピール
文学を大切にする「みやざき」に生きた血が流れ始めた。
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イベントのオンライン化に思う
2021-08-23
手軽に自宅で視聴できるだがやはり臨場感を味わいたいのだが
ライブの真の意味も考えよう
第5波の感染拡大を受けて、この夏のイベントが次々とオンライン化している。スケジュールを書き込んだ手帳にも、「オンライン」と加筆することがしばしば。昨年はともかく今年こそは会えると思っていた人々に、再び会えない残念さが付き纏う。人に直接に逢えるライブ感の重要性を、今あらためて考え直す日々である。夏の日の出逢いの多くが「オンライン」というのも、ある意味で寂しいものである。さらに言えば、今後の秋以降のイベントもどうなっていくのだろうか?6月ごろまでは、「夏8月のイベントなら大丈夫でしょう」というやりとりをしていたことが思い返される。一寸先は闇、果たして1ヶ月後、10月以降の世界はどうなっているのか?誰も知らない。その反面、米英のワクチン接種後のスポーツイベントなどの開放的な政策を僕たちは見せつけられている。大谷翔平自身のパフォーマンスもそうだが、試合の観客の状況は異世界のことかと思うほどだ。だがしかし、米英とも再びデルタ株による感染は深刻であるらしい。
この週末に牧水の生誕地・日向市予定されていた「牧水短歌甲子園」もオンラインとなって、紙上審査とともに判者の講評を中心とした映像が後日にYouTube配信されることになった。1泊2日で観戦に行こうと考えていたので、誠に残念なことになった。東京から来訪するはずであった笹公人さんにも2年続けて会えず、高校生たちの白熱した短歌の舌戦を壇上で観られないのは夏が終わらない感じさえする。仕方なく自宅にいたので、やはり高校生が参加する「高岡万葉短歌バトル」をオンライン配信で視聴した。宮崎商業高校の生徒さんも出場しており、先月の国文祭芸文祭みやざき2020で本学附属図書館に来訪した顔ぶれが短歌に向き合う姿を身近に感じながら多くを学ぶことができた。「高岡」の試合の様子を生中継で観たのは初めてであり、オンライン化による貴重な機会でもあった。秋からの研究学会も既に「オンライン実施」のものもあれば、会場対面1日実施と録画視聴のハイブリッド型のものもある。現実問題として、来月再来月に移動を伴い学会会場まで出向く予定は、現状では立てづらい。宮崎から県外に赴かない日々が、既に10ヶ月目を迎えようとしている。
そしてパラリンピックが開幕する
「フジロック」などのイベントが開催されている報も
「オンライン」は地方を感じさせない利点はあるが、ライブへの道は遠い。
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あらためて免疫力
2021-08-22
日常生活でいかに免疫力をつけるか睡眠・食事・運動
ストレスを感じないように豊かな心を
新型コロナ以前にも、多くのウイルスと僕らは直面していた。よく比較対象とされる「インフルエンザ」のみならず、俗にいう「風邪」や「ウイルス性胃腸炎」など、感染に注意しなければならないものは少なくなかった。「風邪」などを考えてみても、頻繁に引く者とそうでない者がいたように思う。その差は何であろうか?とあらためて考えてみる。そうすると尽く「新型コロナ」対策にも通じることだと気づくのである。手洗いの徹底、顔の粘膜がある眼・鼻・口を手で触らないこと、他者と飛沫が飛び交うような食事形態を慎み、部屋は換気を十分にする、などが従来からの「インフルエンザ」などでの対策としてすべきことだった。それゆえに、多少は入念になっただけで僕などは「新型コロナ」だからと、あらためての対策だとはあまり思わなかった。ここ10年20年ほど、風邪らしい風邪は引いたことがなかったからである。
前述した「ウイルス」そのものを体内に取り込まない対策より以前に、大切なのは免疫力を高めておくことだ。特に宮崎に移住してからは、そんなことに気を遣っていた。その基本は冒頭に記したように、「睡眠・食事・運動」の三要素である。平均7時間睡眠、多菜で過重にならない食事、疲労が残らない程度の運動を日々実行できるかどうか。年齢とも相談する必要があるが、当代で培った生活での身体づくりは、次の10年を作るものと意識してきた。またあらゆる面でストレスを感じず、素朴雄大に生きていること。自然のリズムの中であくせくしないこと。このような点が免疫力増強維持の要点としてきた。また10数年前の「新型インフルエンザ」の時も習慣として意識していたが、日常の体温計測も重要だ。比較的高めに「36.4」程度に保つのが免疫力や基礎代謝の意味でよろしいように自覚している。こうした免疫力への意識をさらに増強したいものである。
次の10年を生きるために
若さを保つためにも
この日も野菜豊富な豚汁で良好な食事を妻が用意してくれた。
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