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この地でしかできないこと

2021-06-07
地元産の野菜・肉・魚
この人口密度でこの空気で
そして心を支えてくれる人の存在

土日いずれかで、1週間を過ごせる食材の調達のために買物に出向く。地元のJA系COOPに妻と母を伴って行くことが恒例となっている。次第に慣れてしまうと当然のように思うのだが、食材の新鮮度と価格の安さは、宮崎に居住している大きな恩恵だとあらためて思う。野菜も地域の生産者のものが名前付きで置かれており、その質が極めて高い。キュウリは全国で1位・2位を争う生産量と聞き、幼少の頃から大好きな身としては誠にありがたい。トマトにきのこ類を含めてこの「地産地消コーナー」での収穫は多い。豆腐類もなるべく地元の豆腐店のものを選び、大量生産ではない大豆の味を好む。意外にも鮮魚コーナーも充実しており、県内漁れの刺身にはいつも納得している。もちろん肉類はいうまでもなく、宮崎牛のみならず豚肉や鶏肉のどれをとっても新鮮で質が高い。概ね1週間分で1万円に至らず、夫婦二人で1日1000円ほどの計算である。

新型コロナの感染者数も、ここのところ「0」が二日ほど続いた。「国文祭・芸文祭2020みやざき」まで1ヶ月を切ったゆえに、誠にありがたい状況だ。もちろん気を緩めることはできないが、65歳以上のワクチン接種率(1回目)も全国で7位(30.20%)と健闘している。当然ながら都会と違い低い人口密度が成せる業という点もあるだろう。しかし、それこそが人間が人間らしく生きる土地である証拠でもある。もちろん空気も水も澄んでいて、日常生活からして新鮮さの恩恵を被っているように思う。新型コロナで明らかになったことは、都会的密集がいかにも不自然で人間が生きる環境でなかったということ。産業や経済優先の発想そのものが、もはや過去のものになりつつある。そして宮崎には、何よりも心を支えてくれる人の存在がある。新刊書の原稿を整えつつ、最近はそのことにあらためて感謝している次第だ。

さあ、「安心安全」なのは宮崎である
人の心が豊かになる文学・文化に胸を張ろう
この地でしかできないことに向き合う天命があったのだと思う。


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