身だしなみを気遣ってくれる人
2021-04-19
ネクタイでもベルトを通す穴でも些細な身だしなみを気遣ってくれる人
当人の品格、伴侶の配慮
日米首脳会談が実施された模様が、映像で報道されていた。報じられた内容は、バイデン大統領と「初めて会談した他国の首脳」とか、「同盟関係が強固であることを確かめた」とか、「ワクチン会社のCEOに確約を得た」とか、成果があったとばかりが強調されている。東アジア・東シナ海をめぐって中国の進出も目立つ中、いかに平和を築くかが我が国に託されているとも思いたいが、どうもそれほどの懐の大きさを感じるには到底至らない。二人で居並ぶ外見上の雰囲気も、会見での発言の仕方も、質問への応じ方でもあまり対等な同盟関係とは思えぬものばかりが目立ってしまう。その拭えない印象の要因は何だろうか?
米国側が医療用の高性能マスク・N95を用意してくれたのだと報じられていた。会見で日本の首相は装着しているのだが、後頭部に回すゴム紐のつけ方が明らかに違っている。装着後には跡が残るほど顔面への圧着の強さがこのマスクの大きな特長であるが、そのためには後頭部方向に一本、耳を挟んで口の真後ろの頚部に一本と幅を広げて装着するのが基本である。それは製品を収納した袋に英語の説明書きが、図とともに明示されている。ところが首相は二本のゴムとも耳の下で、顎のあたりに隙間が空くように装着をしていた。本人が英語の説明書きを読まなかったとかいう問題よりも、側近たる人々がなぜ助言をしないのかが大変気になってしまった。側近たるや、まずは身だしなみを諌められずして何ができるのか?図らずもこの会見映像が全世界に流れることで、「マスクの誤った装着を見過ごす側近しかいない国」だということを広く曝してしまった。五輪開催国ながら国内の感染対応の遅速にもよく呼応したものとして、である。
出かける前の伴侶の一言は大切に
小さな身だしなみに気遣えるや否や
ささやかな配慮こそが国を救うのだと思う。
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