「たんかフェ」にいらっしゃい
2019-11-17
宮崎大学「清花祭」開催中宮大短歌会の出店は「たんかフェ」
県文化振興課とのコラボよろしく
宮崎でも、空気はすっかり秋の湿度と冷たさを感じるようになった。大学キャンパスでは「清花祭」と呼ぶ大学祭がこの週末には開催されている。「清武キャンパス(医学部)」と「木花キャンパス(教・地域・農・工の4学部)」という車で5分程度の両キャンパスでの学祭ということがこの名の由来である。役職柄、緊急時の対応も仕事として頭にありつつ、木花キャンパス内を巡り歩いた。教育学部を中心に講義などで顔なじみの学生たちが模擬店の飲食物を売りに来たり、ゼミ学生が構成するバンドの野外ライブがあったりと、学祭の波に次第に呑まれていく。しかし中でも大変に興味深かったのは、宮崎県の山間部の小学生が来場し地域の魅力を伝える教育学部の企画であった。学園祭がエンターテーメント化する中で、新たな方向性を感じさせたからだ。
さて、僕が顧問を務める「宮大短歌会」は、「たんかフェ」を開催している。教室にて、短歌会機関誌「みやたん3号」を配布するとともに、歌集が読めたり会員の短歌に投票ができたりするカフェ(飲物無料)である。特に今回は来年2020年宮崎開催の「国民文化祭・障害者芸術祭」に向けて、県文化振興課によるPR企画がコラボして開催することになった。短歌など宮崎の文化に関するアンケートの実施や牧水賞などの紹介などが為され、宮崎県のゆるキャラ「みやざき犬」も登場した。日本一の「短歌県」を目指すという県の方針が、学生短歌会と連携するというまさに日本でもここだけの企画と言えるかもしれない。昨今は日本中どこでも、大学祭や高校の文化祭に「文化」の影はほとんどなくなってしまった。地域の大学として県の文化振興とともに取り組めることは、大変に貴重な環境にあると思う。来年へ向けて若い人たちの短歌熱がさらに高まることを願って。
新たな時代の新たな大学祭とは?
学生たちの生き方は将来のこの国のかたち
本日まで開催中「たんかフェ」にいらっしゃい!!!
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