足首の柔軟性を失わないように
2018-07-12
つま先を伸ばしたり立てたり連動して動く脹脛の筋肉や膝の裏の腱
僕たちが大地と接触する柔らかさを見直そう
ようやく宮崎も梅雨明けとなった、とジムで親しい人から「午後3時頃に発表された」と教えられた。梅雨のトンネルは毎年、身体の変調や室内の清潔さなど気遣うことも多い。特に身体が湿度と気圧の関係からか、硬直しがちであるのをここ数年意識して改善しようとしている。今月になってジムのスタジオプログラム改訂に伴い、ヨガを1週間に1回は必須と位置付けた。以前から親しみ深いトレーナーの60分間クラスを、定例にすることにした。先日、そのトレーナーさんと話していて、「足首の柔軟性は保たれていますか?」と問われた。両足を前に投げ出し、足首を伸ばしたり立てたりする動作が、どの程度まで可動域があるかと言うのである。彼女はほぼ、つま先から足首が直線以上になる程に曲げることができ、立てれば手で容易に足裏が捉えられる位置まで身体の方に深く倒すことができる。その機会に乗じて、僕自身も早速自己診断を試みた。
足の甲を一直線にするにはかなりの力みが生じ、身体側に立てれば脹脛などの筋肉が張りつめる。思いの外、やはり足首が柔軟性を失っていることに気づくことができた。さらに足首は膝の裏の腱と連動しており、それは腿の裏(ハムストリングス)や大臀筋にも連動しているようである。足首とともに股関節及び肩甲骨周りの柔軟性も大切であるが、どうやらその起点が足首のような気がしてきた。「足裏(あるいは脹脛)」を「第二の心臓」と呼ぶらしいが、どうやらこの下半身の柔軟性に導かれた血流が、身体の循環に実に大切なようである。所謂「こむら返り」になって脚がつるのは、こうした身体構造の顕著な現れなのではあるまいか。人間が大地と接するのは、「足裏」である。地球とどれだけの柔軟性を持って付き合うかというのは、その「足裏」へ伝達する「足首」の状態如何に拠るのであろう。このような肉体性・身体性をいつしかヒトは、動物でありながら忘れてしまっているようである。
足首から変わる身体
手首もまた柔軟に物事に即応したい
肉体を置き去りにしない生き方を見直そう。
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