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細き糸を繋ぐが如し

2016-07-22
人と人との出逢い
ちょっとした契機で始まる
わずかに見える細い糸を大切に温めて・・・

誠に人との御縁というのは妙なもので、新たな出逢いもあり、また過去からの継続でも展開があったり、自分でも制御できない多様な糸で繋がっていると感じるものだ。地域における劇場や公園と連携し、新たな出演者公募制群読劇を創作するにあたり、このような感慨を覚えている。「公募」という見えない対象に企画を投げて、どのような反応が返ってくるか。その「見えない」対象を「見える」ようにするには、これまでに築いてきた人間関係における一本一本の糸を丁寧に手繰り寄せるしかないとも実感する。それだけに日常から、今現在向き合う一人の人を大切にしなければならないということだろう。

講義やゼミを通じての学生との出逢い。現職として大学院に学びに来る県内教職員の方々。附属学校園との共同研究を進める先生方。共同研究の一環として附属校で、研究授業を担当した際の児童生徒たち。教育実習でお世話になっている市内県内の小中学校の先生方。そしてまた今回は、県立芸術劇場の担当の方々や県内の公園を管理している協会の方々。地元放送局や新聞社といった地域メディアの方々。そしてまたパン屋の旦那さんのような地域住民の方々。こうした方々と約3年間という期間で繋いできた糸がある。その「糸」が「紐」に成長し、やがて「パイプ」になるためには、さらなる丁寧な温め方をしなければならないであろう。

今日、向き合った一人の人を大切に
忙しさの中で乱暴になりがちな己の弱さを見つめて
今、現在を、大切に丁寧に優しく温かくしていくしか道はない。
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