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想像の翼を広げて・・・

2014-08-03
日常会話ではたぶん馴染むまい
「想像の翼を広げてこの日が来るのを待っていた。」
朝の連ドラの台詞から・・・

昨年来、朝の連ドラは好評な作品が続いているようだ。少女が独り立ちする成長物語という定番の中で、都鄙の往還や困難な時代の克服、新たな世界の開拓等々、観るものに勇気と希望を与える内容がその魅力であろう。長年、都会生活をしていた僕にとって、昨年の「あまちゃん」主人公である「アキちゃん」の生き様は、方言の優しさや素朴な人柄という地方に顕然とした魅力を、実生活の中でも融和的に感じさせるものがあった。

昨日、『花子とアン』を観ていると、花子の生涯の友「葉山蓮子(仲間由紀恵)」が、「想像の翼を広げて、この日が来るのを待っていた。」という台詞を笑顔で語った。政略結婚をした富豪の夫のもとから、駆け落ちし困難を乗り越えて年下の青年との恋を成就した末でのことだ。心底好きである人と生涯をともにしていくという、ある意味で自然な行為を、「政略」や「利害」などの「建前」を契機に、自分に「嘘」をついて実行できないこと。その自分への「嘘」の堆積は苦渋となり、そこから解放されることを求めることが必然であるという、ある意味で「人としての蘇生」物語の曙を観る思いがした。

時に「想像力」が逞しいことで、苦渋が増すこともある。「想像」は「妄想」の域にまで及び、要らぬ心配が増える。「想像」は未来へばかりでなく、過去の事象にも向けられると、様々な「解釈」を産み出す。その「解釈」は正と負と両方向の可能性があるのだが、楽観的な場合は大抵、「正」の「解釈」を増幅させ、「思い出」として美化していく。そしてその「美しさ」を糧に、現実の困難を乗り越えられるようにもなる。誠に想像力とは厄介でもあるが、人として欠くべからざる能力であると、あらためて感じ入った。

ドラマの台詞にも、
個々の「解釈」がある。
人それぞれの琴線を大切にしたいものである。
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