高速に乗るは異郷の人
2014-08-02
公共交通機関か自家用車か
高速か一般道か?
大学から約70Km離れた小学校まで、講演に赴いた。折から台風12号の影響で風雨ともに強く、時折前が見えなくなるほどの雨が叩き付ける。タイミングを間違えれば、服装がズブ濡れという”惨事”に見舞われる破目となるが、それは聊かの「待機」で切り抜けられることを悟った。そんな状況の中、目的地までハンドルを握った。
首都圏生活が長い僕にとって、70Kmという距離は確実に高速道路を使用するのが常識の域である。都会では、どんなに渋滞していても「首都高」を利用する”感覚”が根付いている。地方に来て気付くのは、高速道路の交通量の少なさだ。こうした悪天候という条件が相俟って、速度も「80Km規制」(区間によっては50Km)となると、更に少ない印象がある。現にインターに入る道路では、多くの車が一般道方向に左折して行き、僕だけがインター方面に向かうという象徴的な場面にも遭遇した。
悪天候の中、講演時間開始に間に合うべく、かなりの余裕をもって大学から出発した。その上、高速道路も空いている。むしろ時間調整が必要なぐらい早目に現地到着した。車載ナビゲーションは、目的地へ心地よく案内をしてくれるが、「到着予想時刻」も表示される。概ね、実際に費やされる時間よりも、多目に表示されるので、現実には間に合うと確信しながらも「気を揉む」ことも多い。「予想時刻」が「講演」の時間に接近すると、どうしても精神的に落ち着かないのは人情であろう。
どうやら高速でも一般道でも、
所要時間に大差はないらしい。
地方高速道路の「対費用効果」を眼の当たりにした。
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