記憶が繊細な理由
2014-06-06
幼少の記憶から今に至るまで
それが繊細なのはなぜだろう
川原で転んで顔面を砂利に打ちつけたとか、ヘリコプターの玩具を祖母に買ってもらったとか。かなり幼少の記憶が比較的鮮明に残っている。もしかすると後に写真を見て、子どもながらに再構成した記憶であるかもしれない。いわばその場面を「物語」として切り取り、アルバムのように大切に脳裏に刻んでいるということかもしれない。
現在の勤務地に来てからの1年にも、色々なことがあった。些細な日常での「会話」なども、その「物語」に相当すると判定されると、同じように繊細に記憶に保存されている。友人には、よくそこまで覚えているものだ?と驚きの眼差しを向けられるが、特段意識しなくとも「物語」はほぼ正確に記憶されている。
「物語」は「正負」で分けると、「正」のみを都合よく記憶するようになっているようだ。「負」の記憶は、自然と消去できるという、聊かの矛盾の中に己があると思うことがある。感受性が豊かであるのは間違いないが、どこか自己防衛的な判定基準が働いているようでもある。「物語」とはいえ、情緒的にばかり依存していると思わぬ危険に陥ってしまうことを、どこかで意識しているからであろう。
そしてまた「物語」を
「再生」する宵のうち
新たなる「読み」や如何に・・・
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