土壇場で発揮する真価
2013-03-09
9回裏2アウト1点負けているという場面。ここで打席に入る当事者の心境を想像できるだろうか。
アウトになれば試合終了となるが1塁走者として盗塁が敢行できるか。
まさにこのような“土壇場”で盗塁成功。
そして同点適時打を放つ。
これぞ野球選手として真価が発揮された場面だ。
野球の国別対抗戦、WBCが2次ラウンドに突入した。過去2連覇している日本代表だが、今回の大会は苦しい状況が続いている。この日も、台湾代表に終始リードを許す展開。そして1点差で9回2アウトまで追い込まれた。四球で出塁した鳥谷が、2アウト後に二盗を敢行し成功。そして井端が中前適時打で同点とした。
土壇場の窮地で自分の仕事ができること。
そこで物怖じしない冷静な判断力。
また打撃の基本ともいえるセンター返しを行う堅実さ。
薄氷を踏むような場面で“プロ”の仕事を目の当りにした。
その興奮たるや喩えようのないものがある。
土壇場でこそ自らを客観視できる
冷静沈着な精神性を持ち合わせたい。
追い込まれたと思った時は、相手も追い込まれているものだ。
またまた野球の虜になる場面を観てしまった。
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