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英会話講師の帰国

2011-03-09
8日(火)まるまる3年間お世話になった英会話講師が、様々な事情で生まれ故郷に帰国することになった。この日は、最後の授業。いつもながら、受講生が日常の出来事や社会的話題を英語で表現し、その内容について質問を受け、ポイントになる表現などは黒板に提示して、文法的な確認と語彙的な表現力を広げるというもの。1週間に1回の固定クラスであるが、その間の出来事や気になった話題を英語で表現する習慣がついた。何より火曜日の夜は英会話というルーティンが、身体的に染み着いたと言ってよい。

 このクラスの居心地は格別であった。勿論、表現した英語の発音や文法が不十分なら修正を受ける。しかし、この講師の人当たりの良さが成せる業か、その修正に次第に抵抗がなくなってきていた。そうして回数を重ねるうちに、文法に深くこだわるよりも、まずは表現してみることの重要性が認識できた。英語学習で一番重要かと思えるアウトプットを自然に行えるようになった。

 このような英語力の上達以上に、精神的な意味での居心地が、小生にとって大変ありがたかった。自己の仕事においてのストレスがあっても、このクラスに行って英語で「吐き出せ」ば、気分は常にスッキリ爽快となった。ゆえに、ついつい職場などで公的には話せない内容なども、このクラスにおいては「丸裸」になって、話すことができた。言語はその文化的背景も学ぶと言われるが、英語文化圏の率直な物言いが、そのまま小生に移譲したかのようであった。

 こう考えてみると、自らの進化が英語学習とともに、この3年間ぐらいで発展を遂げてきたことが自覚できる。英語力と精神的の両面における進化である。外国語学習は、継続が第一であるが、人生の中でこれほど英語に接し続けたのは初めてである。この3年間というのは、小生の人生の中で、今後の根幹をなす力を養成してくれたとも言える。

 どんなに精神的に落ち込んでも、このクラスは休まなかった。3年間ほぼ皆勤。仮にやむを得ない事情で欠席すると、他の曜日に振り替えて補った。九州の宮崎に赴いた時などは、羽田に到着した足でそのまま教室に向かったこともあった。受講生がどこか旅行に行けば、必ずお土産を持ち寄り、講師もその家庭的な雰囲気の例外ではなかった。

 この最後のクラスを終えて、受講生と講師でいつもの居酒屋へ向かった。受講生は数人変遷したが、だいたい学期の最後はこの居酒屋で打ち上げを行った。講師と共通でお気に入りとなった酒の銘柄もある。

 It really has been so great with so many fantastic memories !

講師が小生にくれたメッセージの一節である。


 講師は生まれ故郷のカナダに帰国するが、これからも何らかで交流を続けようと思う。昨夏にその邸宅を訪れることができたのも、その端緒となっている。もはや師弟というよりは友人のような関係になった。カナダに友人ができてホームスティができるというのも、願ってもないことである。


 毎週火曜日のこのクラスがなくなるのは、何とも寂しい思いであるが、今後のお互いの人生が、この思い出に支えられるという感覚を、酒を飲みながら確かめ合った。


 3年間にわたる火曜日の英会話。いずれこれが人生の大きな指標になったというような生き方をして行きたいものである。
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