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自分への尊敬から

2010-12-05
4日(土)土曜日ながら午後一杯は、顧客オーナーに対して今後の方向性を相談する面談が続く。そんな中で、やはり訴えたいことは、顧客自身がいかに自立した精神で、自分の人生を描けるかどうかだ。何事も人生を描き、歩み、前へと進むのは自分自身である。そんな自覚が、今の日本社会全体に足りない風潮さえも感じる。大地に二足をしっかり踏ん張り、生きるのは自分自身であるのだ。

 その後、同僚との反省会でしばし酒の席へ。眼前の仕事の話題が出る中で、どうしても小生は、現状の社会問題へと波及させるべく、話題を拡大してしまう。しかし、何事も大きな視野から考えねば、顧客へのアドバイスなども矮小化した閉塞的なものになってしまう。顧客への助言を行うような立場であるからこそ、自分自身も大いなる希望と、確固たる精神的自立が必要なのではないかと考えるゆえである。それでこそ、人生を生き抜くためのアドバイスができるというもの。




 帰宅の折に池袋で何となくリブロに立ち寄る。以前から気になっていた『超訳 ニーチェの言葉』(ディスカバートゥエンティワン刊)を手に取った。その冒頭の言葉。



 自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方ががんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
 そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。
  (中略)
 それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。




 家に帰ってしばしこの本を読んでしまった。何気ない言葉の端々に人生を自立して生きるヒントが散りばめられている。やはり自分を尊敬できるような生き方こそ、他者へも自信を持ってアドバイスできるというものだ。

 そんな信念を持って生きているかどうか。それは相談を受ける側に対して、自然に大きな力を与えることになるはずだ。
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