「おかえりなさい」と言ってくれる店
2010-08-18
17日(火)先週の帰国後、何となく時間に任せた悠々自適な生活を送っている。アメリカ・カナダにいる期間がこれでは短かったような感覚に囚われながら。それでも締切が近づいてくる雑誌原稿を、つれづれなるままに書きつつ。食事は、起床してから早い段階で納豆に生卵をご飯に掛けて食する。その後は、しばし原稿に向かう。するとどうしても昼食が疎かになってしまう。この日もそうであった。夜になって仕方なく夕飯を考える。野球を観ることと原稿を書くことは、三度の飯より好きな証拠である。いや、流れが切られるのが嫌なのかもしれないが。夕食に思案していると、最近馴染みになったカフェを思い出した。日曜日などの休日ランチを主に、この2ヶ月ぐらいお気に入りになった店だ。そうだ!あのカフェは夜10時までやっていると言っていた。
迷わず、やや上等の普段着に着替えて店に向かう。店に入るやいなや、「おかえりなさい!」と店主ご夫婦。海外へ出発前に、何かと話をしていたもので、それを覚えていてくれた。思わず「ただいま!」と声を上げてカウンター席へ。店も3日間のお盆休みを終えて、この日から再始動だそうだ。
「東京は暑いですね〜」といえば、「あちらはどうでした?」
「シアトル・カナダと北側方面だったので、涼しかったですよ」
「メジャーリーグは観られたんですか?」と聞かれ「はい4試合ほど」
「え!4試合もですか」と驚かれたが、「私にしては少ない方なんですが」
など、カウンター越しに会話が弾んだ。
この店で、初めてビールを注文し、サラダにポテトオムレツ。なかなか美味しい料理に、ついついもう1杯ワインまで飲んでしまった。そうこうしていると閉店の時間となる。この店のウリであるパスタで仕上げ、実に満足のいく夕食となった。
「おかえりなさい」迎えてくれる店がある
その小さな温かさが嬉しい
都会の片隅でも、人間味さえもてば、たくさんの小さな喜びが横たわっているものだ
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