私心があっては志といわぬ
2010-08-16
15日(日)65年目の終戦記念日。TV報道などでも様々な人々の受け止め方が見られたが、この65年間「平和」が維持されてきたことそのものが尊く、そして今後も恒久に平和が続いていくことを切に願う1日である。そして、その戦争という歴史自体に対する知識というものには、常に様々な角度から考える材料を持ち続けないといけないのだと改めて思う。真に学ぶということは、こういうことであろう。暑さの中を外出することもなく、諸方面にメールなどしつつ、今の自分の立ち位置を測定する。客観化するという、ある意味の幻想に向かい、自分が表現できることを他人に提示していく書簡という行為は、昔から「私心」や「志」が表現され、歴史的人物の生き様を今に伝える資料となってきた。
今回の旅行で世話になった方々へ、中には英語を使用し、自己の表現したいことを書いていく。書簡というのは、ある意味で素直な等身大の自分が表現される、格好の形態なのかもしれない。
何となく納豆にご飯にお新香という食事のみで夕方まで過ごす。時たま煎餅の香ばしさにやみつきにもなる。
日曜日の楽しみは『龍馬伝』。このところ薩長同盟が成立するまでの過程が描かれているが、その歴史の緊迫感がたまらない。この日の龍馬の言葉で印象的だったのがこれだ。
私心があっては志といわぬ!
龍馬はあくまで、自分の利益など度外視して日本の国を変える為に命懸けである。この邁進力といい、広い視野といい、歴史を動かすというのは、こうした考え方から発するものかと改めて感じ入る。勿論、大河ドラマという「物語」の中で醸成された「龍馬像」であることを前提として。
幕末の熱き志士たちあっての現代日本
多くの戦争犠牲者の方々があっての現代の平和
歴史を単なる知識で終わらせてはいけないという志を新たにする
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