過ぎた日々は戻らない
2010-06-27
26日(土)過去というものは、単純に考えれば人々の記憶の中にだけ存在し、ただただ儼然と立っているに過ぎない。しかし、それを変えようと思ったり、あの日に戻りたいと思うこと自体も、人間の幻想でしかない。ゆえに、過去にこだわるよりも、現在をどう生きるかが重要だということになる。現在の繰り返しが過去になるのだから、現在を過去だと認識して生きていくべきだともいう。その認識こそが、後悔のない過去を産み出して行くに他ならない。
都電に乗車していて、ふとこんなことを考えた。
都電の駅の近くにある、首都高速のガード下という場所。そこにある儼然とした過去。
やや湿気を帯びた、梅雨の曇り空。しかし、雨は降らない土曜日の夕暮れ時。
夜になってジムに行き、帰り際の道で雨が降り出した。
梅雨やあらぬ雨や昔の雨ならぬ我が身ひとつはもとの身にして
思わず業平朝臣の本歌に想いを馳せた土曜日
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