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「おひとりさま」イブの過ごし方

2009-12-25

24日(木)クリスマスイブ。この日は特別であり、最愛の人と優雅な一夜を過ごすというようなことを、盛んにメディア等に鼓舞された時代を生きてきた気がする。JRのTVCMに見られたように、山下達郎の曲のトーンに乗って、遠くとも二人は逢えるというイメージが付加されている。ゆえに何か身構えて「特別」を演出したくなる「習性」が備わってしまったのかもしれない。

この日は、敢えて「普通」を通すイブを目指した。朝から原稿関係の資料を検討し、その後は、両親の人間ドッグをWebで予約。トイレと洗面所のマットが汚れているのでスーパーに買い物に。その途中でお世話になった大学の先輩に、御礼の品をゆうパックで郵送。あっという間に午後になったが、年末で仕事上の書類が気になったので職場へ向かう。書類作成を数点終わらせて帰宅したら夕方になった。

そういえば、帰宅途中に来年の手帳を購入しようと百貨店の書店と文具売り場に寄った。今年から使用している「ほぼ日手帳」2010年版を購入しようとしたら、どうやら棚の様子がおかしい。店員に尋ねると中身だけはメーカーでも品切れで、年度ごとのものが2月ぐらいに再入荷するのがせいぜいだという。昨年末に目を引いて高橋書店のものから鞍替えしたので、来年もぜひ使いたいと思っていた。高橋書店に戻るか、あるいはカバーごと新規購入するか。結局、後者を選択した。(カバーは昨年「皮革仕様」のものを奮発して購入。今年はデザインを変えてビニール製を購入。メーカーの販売戦略なのかどうか?)11月ぐらいにもこの売り場に足を運んでいたので、その時に購入しておけばよかった。何事も2〜3カ月前ぐらいには次のことに目を向けるべきだった。妻は10月ぐらいになると年賀状の検討に入り、なんでそんな気になれるのかと思っていたが、どうやらそれが正解のようだ。現に自身も野球観戦チケットになるとそのぐらい前から、予約に必死になっているではないか。まあいい、これも縁か。家に持ち帰るとそのビニール製のカバーのデザインも洒落ていると心を慰める。ちなみに高橋書店のカレンダーを同時購入。こちらの書店の製品も、なかなかシンプルかつ工夫が満載で使いやすい。せめて机の前で目に見えるスケジュールは高橋書店に委ねたい。

帰宅してジムへ。今日はボディパンプクラスの日だが、インストラクターが何か変装してくるよう懇願していた。そこで夏にシアトルで購入したイチローのユニフォームに帽子、オークリーのサングラスを持参し、スタジオで扮装した。他の会員の方々は、クリスマスらしくサンタの帽子やミッキーマウスの帽子。中には怪獣の着ぐるみをつけている方もいて、なかなかレッスンは盛り上がっていった。当のインストラクターは、メイドに扮装して登場。スカートで動作をするのが、何ともセクシーであった。これぞ、「おひとりさま」用クリスマスイブのメインイベント!普段にもましてトレーニングにも力が入った。この1年間、特に後半は精神的なストレスが大きかったため、このレッスンで発散することで、幾度となく救われた気がする。インストラクターの方による笑顔のレッスンが、体力だけでなく、精神的にも鍛錬をしてくれていたのだ。ぜひまた来年もよろしくと、終了後に拳のハイタッチを交わしてサウナへ。

夕食はいつもの中華料理屋。筋肉を使ったので黒酢酢豚にピータン豆腐、それに甕だし紹興酒を一献。仕上げは野菜刀削麺。おいしい料理に、トレーニングの疲れも吹き飛ぶ。その後、食料を買おうとスーパーに寄る。予想以上に「おひとりさま」の客が男性・女性ともに多く、世間は特別にクリスマスを過ごしているわけではない人々も多い。仕事が入っていれば尚更だろう。しかし道行く人は、ケーキを片手のカップルも多く見かけた。そういえばケーキの人気店は、外まで並ぶ盛況ぶりであったのを目にした。それぞれのクリスマス。2人ならずしても、どのような気持で過ごすかが大切であるだろう。普通に過ごして、何らかのコミュニティーに参加する、そんな平凡さを求めてもいい時代になったとも実感した。

留学中の妻は、日本時間のイブの夜、米国で日本行の飛行機に搭乗したはずだ。
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