共感できる友
2009-12-07
6日(日)ゆっくり寝て、好天の日差しを感じて新聞読み。読書欄からいくつか読みたい本を拾う。知り合いの大学教授の著書を発見し、身近さを感じた。おでんがまだ冷蔵庫に残っていたので、昼食とする。1か月ぶりに髪カット。くつろげる空間へ向かった。比較的すいていて友人である店主が「アリスのライブ観る?」と言ってきた。「俺、武道館行ったよ」と答えると、彼も急遽チケットが入手できて、同日に武道館へ行っていたという。思わぬ偶然に握手。昨年は、桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」を一緒に観に行った仲だ。「それにしても趣味が合うね」とまたまた共感。(アリスが好きだという世代の中では)「俺たちはかなり若手の方だけどね」などと、よくわからぬ世代論にこだわりながら、髪をカットしてもらいつつアリスのライブを堪能した。収録されているのは、自分たちが見た次の日のライブで、ツアー最終日。最後に今年作った新曲を歌うところが違っており、そこで全国ツアーを終えた感激にチンペイさんが感涙に噎ぶという場面があった。髪をカットし終えてもVTRは終わらないので、その後も、コーヒーを出してもらいながら、このラストシーンのみ見せてもらった。店内のモニター前に二人で立ち尽くし、こちらも感涙に。店がややすいているのは、彼にとってはよくないが、こうして共感できる友であるという事実が嬉しい。業種は違えど「アリスに勇気をもらったね!」ということばで店を後にした。
スーパーでお惣菜と野菜を買って帰宅。食事も済ませて「坂の上の雲」の第2回目。正岡子は英語が苦手であったことや、そのくせ「野球」の名付け親としていくつかの翻訳語を生み出した説が描かれていて面白かった。明治という新たな日本を構築する時代にも、子規と秋山真之という、共感できる友が精神を刺激し合っていたのだ。文学と海軍将校という違った道を歩みながらも、何かを切り開こうとする意識。この時代のエリートは、「生まれたからには日本一になりたい」という気概に燃えていたという。こうしたライバルであり友である関係が、時代の中で輝いている。現代であっても、改めてより高みを目指していく生き方を求めてもいいだろう。明治時代からも大きな力をもらった。
ドラマを観た後は、しばらく書籍編集の資料提供内容を検討。納得の仕事になった。共感できる友との時間は、自身を瑞々しく維新の気持ちに導くのだ。
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