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最後の闇夜に灯台あり

2009-12-03
2日(水)朝は4時に起床、不思議とすっきり目覚める。この季節はもちろん真っ暗であるが、西の空に十六夜月が重厚な光を放っていた。何ともその逞しさよ!ビルの陰に沈んでゆくまで、その光の美しさを時折眺めながら書類作りに没頭した。こうした朝の集中度は、夜の2〜3倍の効率を産む気がしている。

 今日も職場では好機を捜し求める。しかし、なぜかいつもタイミングが悪い。過去の悪夢がトラウマ的に身体を縛り、行動を規制するとも感じられる。それを好機に恵まれないという理由で、自分を慰めている部分もある。猪突猛進できないでいる自分自身の精神を少し冷静に判断する。トイレで自身の顔を見ると、かなり苦しそうな表情。心なしか皺が増えたような錯覚さえ起こす。確かに1日中、歪んだ顔をしているからだろう。産みの苦しみのような状態で3日目が過ぎていく。更に午後の無益な会議とその後の詳細な確認作業的な仕事。闇の中を歩く旅人のようだ。

 時間節約のために、帰宅途中でいつもの中華屋へ。中華丼に刀削麺のハーフサイズ。やや食べ過ぎの感あり。その後は、また書類の校正。自宅へ帰ると磁石を見つけたような自身の心が再起動する。そして書類完成。いつも行くジムの近くにある、大きなターミナル郵便局の夜間窓口に簡易書留で差し出す。窓口のおにいさんが丁寧に対応してくれて、質問すると先方への到着日時まで検索してくれた。必着日の午前中には到着する。地方なのでやや気になっていた到着日数でであったが、これでクリア。その後は、サウナに入るためにジムへ。しかし、急に腹筋運動の衝動に駆られて15回×3セットを敢行。サウナは顔の皺にも有効だ。潤いを取り戻した表情が自信に満ちていた。

 帰宅して一応メールチェック。すると大学の先輩から期待していた内容のメールあり。忙しくてなかなか返信できなかったという。返信がないということは、様々なことを想像させる。半ば期待する返事は諦めていたのだが、メールの内容はこちらの質問に詳細に応じてくれていた。まさに闇夜の中で灯台の光を見つけた心境。月夜や灯台などの光に大きな希望を抱いていた電灯のない時代に思いを馳せる。自身の返信を待っている人もいるはずだ。その返信までの間を楽しむのも、昔の書簡的な趣で妙にいいのかもしれない。ともかく心身ともに癒されて就寝。
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