妄想こそ人生の遊び
2009-10-02
10月1日(木)。今年もあと3ヶ月などとTVが告げる。10月になった。政権交代など様々なことがあったが、7月からの3ヶ月は慌ただしくも加速して過ぎ去ったような感覚を抱く。3ヶ月という1年の四分の一で何ができるかを改めて自問自答してみる。丸1日、自宅で仕事の時間が与えられていたが、なかなか効率的には進まない。むしろ効率的などと考えること自体が無益なのかもしれない。何となく自然な流れに任せてみるのも、たまにはいいものだ。
夕刻よりジムへ。日曜日から中4日で「ボディパンプ」を敢行。ウエイトを持ち上げる時に発する声に気合がこもる。発声を伴うと身体的にも意図する以上の力を発揮し、更には精神的な発散にもなる。このプログラムに参加する人々が、すべて声を出しているわけではないが、どうも沈黙していては行えない。砲丸投げの選手が発する叫びも、まんざら無意味ではないと気付かされた。世の中、他者には無意味に感じるものが、実は重要であったりするものだ。
帰宅後は10月の新番組が気になった。タモリが古地図などを頼りに街歩きをするという企画。今まで何気なく歩いていた街に、新たな発見を加えてくれる。初回は、早稲田の街特集。タモリも早稲田OBである。東京には江戸時代以後、失われた川がたくさんあることや、早稲田の地が実に広大な田んぼであったことが紹介されていた。さらには江戸時代だけでなく、古くは縄文時代の地形にまで想いを馳せる。どうやら早稲田周辺は海の入江であったというのは初耳であった。最後にタモリ曰く、「教養は遊びの道具である」と。「そこから生じる妄想こそ、人生の楽しみではないか」といった趣旨のことを語っていた。
文章を書くことも同じ。妄想を楽しみながら、自由な想像力を描いていくのだ。他者には無駄に思える妄想こそ、当人が生きている証でもある。
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