シン小さな一歩
2023-09-05
10年前にも記したことだがあらためて「今日の小さな一歩」を大切に
大きな一歩を記すには緩やかな今日の一歩の積み重ね
今このテーマが浮かび、たぶんきっとかつて書いたことがあると思った。小欄を検索するとやはり、ちょうど10年前の今頃に記していた。あれから10年で、どれほど「今日の小さな一歩」を大切に積み上げてきただろう。書籍を一気に書こうとしても、そう簡単なことではない。日々の月々の毎年の積み重ねでこそ、一冊の書籍という形になる。新刊はいよいよ印刷段階に入り、装丁と帯見本がメールで届けられた。まさに「今日の一歩」を積み重ねた結果がこの一冊、特に装丁を見る感慨は一入である。
この日は気分をあらため、特に「目の前の一歩」を重んじた。脳は「ながら」をしていると活性化しないとWeb記事で読んだ。小欄もそうだが邪念無く、ただ「いま」をことばにしていくこと。自らのことばだけに、向き合うしかない。集中するためには「ゴール」も大切だ。ゴールの時間までに仕上げ、休憩には脳に異質な刺激を与える。「休憩にご褒美方式」は大学受験の頃から実践している方法だ。くり返すが人は眼の前のことしか「生きられない」、真摯に誠実に眼の前のことに向き合うしかない。
基本的なことを再確認して
日々の積み重ねを大切に
小欄はいまゴール設定までに書くことができた。
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野生馬とサザン45周年
2023-06-26
「野生」とはどういうことか?母馬から離れた1頭が僕らの車に身体をこすり付ける
そして夜はサザン45周年「それ何年?そうねだいたいね」
現地に赴き確かめたいことがあり、雨模様の都井岬に出向いた。妻の実家まで行けばそこから車で40分ほど、双方の母も連れ立ちいざ岬へと海沿いの道を走らせた。途中、沿道には猿や狸の姿も珍しくなく、「野生」の実態に触れながらのドライブが続く。駒止の門で管理協力金400円を支払うと、「馬がいるのでスピードを出さずにお願いします」と係員さんが言った。先日、車がある馬1頭に接触し左後脚を骨折してしまった事故があったと報道されていた。雨が断続的に降る天候のせいか、この日は馬の姿が当初はほとんど見られなかった。確かめたいことも終わったので、最後に岬先端の燈台まで車を走らせていた時のことだ、路上に子馬を連れた母馬を見ることができた。まさに、この日に見たかった光景なのである。さらに帰路につこうとした路上で何頭かの群れに遭遇、その中の1頭が妙に僕の車に好意を示し車輪や車体に身体を捻り寄らせた。群れの中でもその馬の母馬の存在は定かではなく、野生馬の世界にも「孤独」で悲しみを人間に訴える者がいるのだなどと想像を膨らませた。僕たちはあらためて、この地球に生きている「野生」であることの生物としての意味を考えねばなるまい。
この日は45年前に、サザンオールスターズがデビュー曲「勝手にシンドバッド」を発売したという記念日である。この土日には何かあるのではないか?と数ヶ月も気を揉んでいたが、やはり9月末の茅ヶ崎での野外ライブが発表になった。さらに45周年記念日としてYouTube当日限定にて、過去10年間のライブ映像を組み合わせた45曲ライブが配信された。デビュー当時、僕は中学生で秋の1日遠足のバス車内では、「ララララララ・ラララ」の大合唱になったのを鮮明に覚えている。この45年間は、まさにサザンとともに生きてきたと言っても過言ではない。孤独な身を持ちこたえようとした時、叶わぬ恋に身悶えた時、耐え難き悲しみを消化したい時、いつもサザンの1曲が僕を支えて来てくれた。1曲1曲の背景にある我が人生の軌跡、どこか懐かしく感じられるメロディライン、さらにはグッと心に沁みわたる歌詞の一節、45曲3時間半の至福を僕は味わい続けた。配信映像がとりわけこの10年間のものだったことは、宮崎に僕が移住してからの期間と重なる。福岡などこの10年間で訪れたライブのことも思い出しながら、「今此処」の時を自覚していく。茅ヶ崎ライブへ向けて、チケットの幸運を祈るしかない宵のうちであった。
この地球に生きている自覚
大自然の中で「話す」ならば、嫌なことを「離す」ために
ああ!サザンの45周年は始まったばかりである。
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窓をあけたい朝ー「青の國」自然への親和力
2023-05-18
いま、朝の空気が嗅ぎたくて窓をあけた早起き鳥たちのさえずり、雲間にのぞく朝陽
10年間この宮崎に住んで自らの身体は変わったのか?
俵万智さんの新刊エッセイのタイトルにもなっているが、この宮崎(日向)を「青の国」と呼ぶ。それは若山牧水の「樹は妙に草うるはしき青の國日向は夏の香にかをるかな」にちなんだものと「あとがき」にも記されている。牧水の実感はいまでも健在で、妙霊な樹木と麗艶な草、今の時節は特に山々の色も華麗に日々変化し続ける。そして特に僕自身が実感しているのが「香」である。こうした未だ人々が目覚めていない早朝などには、そこに存在する香気を存分に吸いたくなるのである。草木のそれなのか、この土地が持つ和らぎなのか、「日向の香」が僕の身体に取り込まれていく。人は馴化し適応する力があるため、その香しさは次第に意識に上らなくなる。しかし東京などから宮崎に帰還し、空港ビルから外に出た途端、その香しさを存分に吸いたくなる自分がいる。
宮崎に住んで10年を超えた。もし宮崎に移住することなく、東京に住んでいたら僕の身体はどうなっていたのだろう?東京在住時は自動車の騒音も甚だしく自宅マンションの窓など開けることは稀、ベランダを掃除すれば排気ガス由来の煤煙で雑巾は黒く染まってしまった。鳥たちの声など鴉のみで、ときおり鳩の声も聞くが、いずれもおぞましい気分になった。草木を求めて名ばかりの「森公園」などを散歩するのだが、もちろんマイナスイオン効果など望むべくもなかった。現在は、小欄を書き上げた後のウォーキングで樹木が鬱蒼とした150段の石段を昇ると何やら草木のチカラをこの身にいただいているような気になる。さらに最近は、多くの種類の鳥たちの声を聴くように努めている。ちょうどある短歌誌(7月号)の編集者から依頼を受け、「牧水の鳥」に関する評論を書いている。あらためて牧水の鳥の声に対する執着の深さに驚かされ、それこそが「青の國」で育まれる「自然への親和力」なのだと納得している。
牧水も東京生活が辛かったのだろう
妻の療養で三浦半島へ、そして沼津への移住
僕自身は、草木と鳥たちとともに生きる環境を得られているいまに感謝。
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青島に宿る縁から
2023-05-13
今朝もまた青島の影に祈りを捧げる豊玉姫&山幸彦に縁結びと夫婦和合のご利益を
宮崎の縁・青島の縁
宮崎に移住する原点は「青島」の地にあると思っている。公募採用面接を受けるために前泊の地を探す際、宮崎市街地ではなくかつてONもキャンプで宿泊した青島の宿を迷わず選んだ。小中学校の時から野球雑誌の写真で憧れていたホテル、長嶋茂雄・王貞治という偉大な野球人の心が宿るホテルから新たな人生を開拓しようとしたからだ。長嶋茂雄さんは監督時代、キャンプ中は毎日必ず青島神社へランニングで戦勝祈願の参拝をしていたと宿の人に聞いた。王貞治さんはこの地を気に入り、別荘を所有していたという話も後に聞いた。ホテルの屋上に設けられた露天風呂の朝風呂に青島を眺めつつ、僕自身の新たな人生が始まることを予感していた。あれから10年、僕が思い描いたように公募採用に合格し採用され、予想以上の素晴らしい宿縁に恵まれ今を生きている。
山幸彦は兄の海幸彦が大事にしていた釣針を失くし途方に暮れていると、潮の神シオツチの翁が「海の神ワタツミの宮」に行きその宮殿の門のそばの木の上に座っていれば良い事があると言われる。そこでは釣針が見つかった上に、山幸彦は美しい豊玉姫と出会い結婚する。地上に戻り海幸彦に釣針を返した際に、仮の宿りとしたのが「青島神社」であると言い伝えられている。豊玉姫は妊娠して山幸彦を追いかけて地上を訪ねる。この後に豊玉姫出産へと神話は続くが、この夫婦の愛情の深さが青島神社のご利益の縁起となっている。「失くした釣針を海中に探す」なぜかこれは僕のかつての生き方のようでもある。教育現場か研究か?現場の楽しさか、研究が成し遂げられる達成感か?様々な模索を続け、現職教員として大学院という名の「海の神ワタツミの宮」に潜り込み、研究の道を歩けるよう「学位という釣針」を得ることができた。そして青島のご利益よろしく、豊玉姫と結ばれて昨日で4年となる。青島のありがたき宿縁に感謝。
あの日と同じように爽やかな晴天
親友が商いを営む地でもある青島
豊玉姫&山幸彦に毎朝のように「幸」を祈り続けている。
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ランチの食べ方と食べる物のことなど
2023-05-12
タンパク質の摂取を大切になるべくゆっくり、そして間食にも効用が
選択肢が限定された環境にあって・・・
職場の昼食、あなたはどうしていますか?NHKに「サラメシ」なる番組があって、中井貴一さんの語りで温かく進行しつつ職場での弁当などを突撃的に紹介する。ある意味で紹介された方の食生活=考え方がよく表れる番組ともいえるだろう。これまでの僕自身の経験では、初任校では職員室で出前を注文するのが恒例だった。転任した学校では会議室が昼食時だけ食堂になり2種類のみの定食を多くの教職員が食べていた。それぞれ時間のない中高教員ならではの環境かもしれない。こうした意味では、学生時代以来初めて大学教員になって自由な昼食に戻ったといえる。学生時代は大学周辺にお店が豊富で、数軒の常連となるお店を贔屓にしていたのも思い出だ。
現在の環境でも大学周辺にお店がないわけではないが、車による移動が必須となる。赴任した頃はまさに学生時代が戻ったかのように何軒かのお店に足繁く通っていた。今思えばやるべき仕事も少なく、本当に時間に余裕があった。また最近はSNSがあるため、特に東京の大学に勤務する仲間が「ランチ」の写真を投稿するなどが少なくない。地方大学からするとその環境の違いに図書資料などの問題を重ね合わせ、どうしても羨望の眼差しを避けられ得ない。ならば宮崎ならではのランチは?などと考えて地産地消の材料によるカレーなどを持参することがある。イチローさんが現役時代には毎日のランチがカレーだというのは有名だが、どれほどできるかやってみようか思うときもある。この日は午前中の予定時間が押して、昼休み後はすぐ講義だったので昼を食べそびれた。午後3時過ぎ、ようやく学食のパンにありつけたのだが・・・
間食を適切に摂り血糖値上昇を抑えるという方法も
適切に必要な栄養分を取るためにも食事は大変に重要だ
健康の何よりの源である。
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通いの場と健康長寿ー大分1位・宮崎4位
2023-05-08
高齢者が通って健康長寿であるための場通う率の全国ランキングは大分1位・鹿児島3位・宮崎4位
特にコロナ禍で籠り気味になっていた丸3年間を取り戻すためにも
本日より新型コロナが感染症法上で「5類」に移行する。周知のことと思うが、「法律」が改正されるだけで「感染症」そのものが「終息」したわけではないことはあらためて肝に命じておきたい。特に死亡率が高い高齢者は、ことさら用心を怠るべきではない。高齢者に限らず手洗いの習慣は徹底すべきであるし、検温などの体調管理と食事による免疫力は心がけたいところだ。この3年の間にも云われてきたことだが、「適切に怖れる」ことが大切で過剰に恐怖を覚え引き籠るのも考えものだ。家を出ないことで四肢の筋力が衰え、精神的にも不調をきたす高齢者が少なくないと聞く。ある意味で新型コロナのような流行感染症は、社会の脆弱な部分を炙り出すものだ。感染症そのものへの対応と、高齢化社会をどう生きるか?という大きな社会的課題を上手く整理して考えねばなるまい。
九州・沖縄地区のローカルニュースで、「通いの場」への参加率で「大分県が1位」というニュースを観た。次いで鹿児島県が3位、宮崎県は4位であり九州3県の取り組みが全国でも上位を占めている。「通いの場」とは厚生労働省の特設ホームページによると、「地域の住民同士が気軽に集い、一緒に活動内容を企画し、ふれあいを通して『生きがいづくり』『仲間づくり』の輪を広げる場所」とされている。このような生活環境を作るにあたり、温暖な気候や県民性などにおいて九州・沖縄地区は優位であるということなのだろうか。従来より沖縄県の長寿率が、際立って高いことは有名だ。東京から移住した僕の感触においても、宮崎の人はとても優しく柔和な方が多く馴染みやすい印象がある。昨日も母が眼鏡を何年も調整しておらず、ずり落ちやすくなっているのを見かねて街の眼鏡店を訪れてみた。すると同店で購入したわけでもないのに、大変に良心的に無料で調整を施してくれた。こうした「人と人との繋がり」という意味では、宮崎のあたたかさは抜群と言ってよい。「気軽に集い、一緒に活動内容を企画し」というような活動に、僕の母も積極的に取り組んでもらいたいという思いを新たにした。
信頼とか良心とか、人との繋がりを保てなくなった都会
今や地方にこそ昭和のままの人情味ある人との繋がりがある
新型コロナ感染症の長い暗闇からの夜明けである今こそ、あらためて高齢者の生き方を問う。
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商いの心を忘れず
2023-05-06
GWを楽しく過ごせる背景に様々な仕事に従事している人がいる
親友と語り合う商いの心
GWも「残すところ」という日数になってきた。前半はどちらかというと、疲れを癒し副交感神経が活発となるようリラックスして過ごした。そろそろ朝のルーティンから、そのまま調べ物を展開したい気分にもなってきた。身体は休め過ぎると、むしろ「疲れる」とも言われている。眼に見えない「休息」とともに、GWには眼に見える成果も欲しくなるものだ。そう思って、依頼された評論の素材となる短歌の検索から抽出までにじっくり取り組んだ1日とした。その合間を縫うようにお風呂掃除、そろそろカビの季節になってきたので快適な浴室を保全する家事も大切である。これもまた眼に見える成果として、自らの中に納得を創り出す要素である。
夕刻になってなんとなく親友に電話。観光地には4年ぶりに客が以前並みに戻ってきており、親友も仕事が忙しいと云う。それでもともに食事をということになり、近所の店に現地集合とした。お互いに異分野の話ができて、様々な世界が知られるというのは誠に貴重な時間となる。人生は楽しく生きること、その一つとして美味しいものを食べること、このような前向きな生き方として僕も学ぶことが甚だ多い。その根底には、いつも「商いの心」が宿っている。僕も妻も商家に育ったこともあり、現在はそれぞれの仕事に従事しているがその「心」のあり方を刺激されることに大きな意味があると感じている。先行きが見えなかったコロナ禍を乗り越えてきたいま、親友の弁にはさらなる厚みが加わったように思う。
そしてまた近所のお店を大切にすること
この地で10年が育んできた友との楽しさ
GWには多方面から刺激を受けてこそ納得の成果が見えてくる。
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バラが咲いたバラが咲いた
2023-05-05
バラ園を二箇所たずねて多種多様なバラの一輪ごとに心を休ませ
人混みでもなく自然の空気を吸える幸せ
「バラが咲いた」は誰しもが口ずさめる愛唱歌だろうか?ふと最近の子どもたちは、どうなのだろうか?と考えた。調べてみると、マイク真木が唄い浜口庫之助作詞作曲のこの曲が発表されたのは1966年4月5日、64年東京五輪の2年後となる昭和41年である。所謂、フォークソングとして僕らが子どもの頃はよく大人がギターを片手に唄っていた印象が強い。「真っ赤なバラ」によって「淋しかった僕の庭が明るくなった」という単純な歌詞であるが、それだけに印象深く誰しもの脳裏に刻まれる曲である。「薔薇」と書けば「そうび」と読み、現代のものとは違う「野ばら」であろうが平安朝初期の漢詩文にも用例がある。『古今和歌集』には、「我は今朝初にぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけれ」(紀貫之・巻第十・物名)の歌が見え、「今朝(けさ)初(うひ)に」の部分に「け(さうひ)に」と「薔薇」の語が隠されており、当代を代表する歌人がその名に興味を抱いていることが知られる。この歌では、下の句で「うわべばかりの華やかさ」をその色に見ているのであるが。
義母が栽培講習を聞きたいということもあり、県運動公園のバラ園に妻と母と4人で出向いた。プロ野球キャンプの時以外はあまり訪れないこの公園内に、見事なバラ園がある。其処の講習で栽培についてを語っていた方は、なんと95歳と聞いて誠に驚いた。花に手をかけて栽培する、という姿勢が心身を鍛えて腰も立ち喋りも実に流暢であった。「花」というものは人間を「咲かせてくれる」ものだとその関係を見直したくなる。その後はさらに青島方面に移動して「こどもの国」のバラ園へ。こちらはさらに多くのバラが見事に咲いており、すっかりその見栄えの虜になった。園内は雨模様のせいもあるか空いており、芝生にあるベンチで持参したお弁当を食べてピクニック気分。植物と同様に僕らも良い空気と良い栄養を摂ることで、美しく咲くことができるのではないかと思った。季節柄、バラ味のソフトクリームまで賞味し、こんな自宅から至近の場所に美しい場所があることに感謝した。
季節の花を愛で自らの心に花を
住んでいる環境を存分に味わい尽くす
「いつまでもここで咲いておくれ」
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「はやい」とは何か?ー東九州自動車道清武南ー日南北郷開通に思う
2023-04-02
3月25日(土)開通1週間後に初めて走行し日南市まで
「はやい」のは多くの山々を貫通しているトンネルのお陰だが
近現代が疑問なく推し進めてきた交通網の開発は、果たしてどこまで行くのだろうかと思うことがある。整備新幹線とともに日本全国を高速道路網が、血管のように張り巡らされる。「・・まで最短〜時間」などと「はやさ」を競うかのように、いずれの高速網も整備がいつまでも続けられる。この両者ともにわたり整備が進んでいない宮崎県に住むからこそ、あらためて「はやさ」とは何なのか?という素朴な疑問を抱く。妻の実家のある日南市南郷まで、「日南海岸ロードパーク」の素晴らしい海岸の景色を見ながらのドライブが大変に好きである。だが先月25日、東九州自動車道が延伸し自宅から至近の「清武南」から「日南市北郷」までが開通した。しかも今のところ料金は無料。あの海の景色と「はやさ」のどちらを選びかの葛藤を抱くようになった。
法事のために宮崎空港に到着した義兄を迎えて、空港近くのバイパスからすぐに東九州自動車道の宮崎インターに乗った。従来は1時間10分程度は費やしていた実家までを、約55分程度で1時間を切りほぼ15分は早くなった印象である。東九州道はトンネルは多いがアップダウンは少なく、時速80Km制限は確実に維持して走ることができる。この「15分」の「はやさ」を、僕らは「便利」と名付け、日南市に来るのにあまりにも美しい海岸の景色を放棄することになる。反対に「15分」早く到着することで、僕たは何ができるようになるのだろう。台風などで海岸線の道路が土砂崩れを起こすことも少なくなかったので、そうした災害時には明らかに「便利」な道路ではあるだろう。ただやや皮肉な物言いをするならば、その「便利」のために多くの山の脇腹に大きな穴を人間は開け続けたのである。海岸線の道は、少なくとも自然が作り出した形状通りに入り組んだ曲線がそのまま道路になっている。通行して文句を言うわけではないが、人間はどこまでこの地球の自然を改造し続けるのだろうか。
「はやい」ことに優越感をもつ心
射抜かれた山はどんな風に立ち続けるのだろう
近現代の開発という傲慢をどう受け止めたらよいのか。
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餃子購入額2連覇!!#宮崎市 #餃子 #日本一
2023-02-08
速報が出た購入額・購入頻度日本一どうやら空港の定時運航率は世界一とか
子どもの頃からの餃子好きが今日本一の地域に住んで
宮崎は良いところがたくさんあるのだから、もっと売り込むべきだ。などと県内で「宮崎」を語る際によく言われることだ。移住した頃はよく「どうして東京出身なのに、こんな処に来てしまったのですか?」という自虐を前提とする発言によく出会った。だが「東京」から移住して来たからこそ、「宮崎の素晴らしさが大好きだ」と10年間の様々な場面で言い続けて来た。そうこうしているういちに、一昨年・昨年と「餃子購入額・頻度ともに日本一」の栄誉に宮崎市が輝いた。この日は昨年の結果が総務省から発表され、地元TV局のWebサイトなどに速報が出た。販売促進に尽力している懇意にする人もおり、また街中に懇意にする餃子店もあるので実に嬉しい速報であった。宮崎牛の日本一も畜産業に従事する人たちの絶え間ない努力で築かれたものだが、庶民の味・餃子はさらに各方面の人の力の結集のような思いを抱く。
皮に包まれた餡には、多種多様な野菜・豚肉など宮崎が誇る自然に育まれた食材がチームワークよろしく詰められている。食材を作る農家・餃子を製造するお店・餃子に幸せを貰う消費者が一粒の餃子に「みやざきの命」を見出し作り上げていると言ってよいだろう。先週末は僕も「餃子三昧」であったが、東京に帰った友だちにも早速、速報について連絡をした。すると「空港にも餃子コーナーがあってこれから伸びそうだね」という返信を貰った。県外のお客さんにとっても、いよいよ宮崎の味として誇れる一つになりつつあるのだ。「空港」といえば、地元紙によると「宮崎空港の定時運航率は世界一(ローカル空港部門)」だそうだ。確かに僕が10年間利用しても、飛行機が遅れることは稀である。遅れたとしても「羽田の混雑で機体が遅れた」という理由がほとんどで、宮崎空港に非はない場合が多い。宮崎は物事への取り組みがゆっくり・おだやかと言われるが、その余裕がむしろ「定時」への肩肘張らない柔軟な意識にもなってやしないか。もちろん空港関係者の絶え間ない努力があることを忘れてはならないのだが。
誇れる宮崎をみんなで作ろう!
WBC代表合宿で餃子もさらに知名度を上げるだろう
負けてはいられない、もちろん「短歌県日本一」をさらに進めるべく!
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